チケットが原寸トランプ体裁。
＠駒場東大前 こまばアゴラ劇場(2007/9/5-11 10ステージ)
http://www.komaba-agora.com/
全自由 前売当日共 一般3000円 学生・シニア（60歳以上）1500円
高校生以下1200円 プレビュー・平日マチネ 一般2000円
アフタートーク ゲスト 9/7s 坂口芳貞（文学座） 9/10s 斉藤祐一（文学座）
作 トム・ストッパード 訳 吉田美枝 演出 田野邦彦
美術：鈴木健介 照明：西本彩 音響：薮公美子 舞台監督：桜井秀峰
宣伝美術：京 宣伝写真：山本尚明 制作：RoMT＋野村政之
総合プロデューサー：平田オリザ 主催：（有）アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
共催：文学座、青年団
出演：
征矢かおる[文学座]：シャーロット
バビィ [桃唄309]：マックス
仲俣雅章 ：ヘンリー、劇作家
村田牧子 ：アニー
酒井和哉 ：ビリー
村井まどか：デビー
川辺邦弘[文学座]：ブローディ
2007/9/5(水)曇 7：05-9：06PM(2’05)正面前方 客席ほぼ満員(75？人)
客層：20-30歳代中心に幅広く。女性過半数。
客要れ：場内誘導随時あり。舞台を囲んで3方ひな壇に椅子席、正面が見やすそう。
冒頭正面に置かれる机は、まもなく撤去されるので考慮不要。プレビューにつき、
機材が置かれて客席が狭いこと、ポストカードを全プレなど前説。折り込みチラシ
結構、折り込みパンフ B5両面 挨拶、配役、スタッフ、予定。物販なし。
カーテンコール1回1分。
老舗と新進劇団、三越と伊勢丹合併みたいなコラボ企画第一弾。ハムレットの端役に
着目した「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」の作家代表作。
舞台。家具屋のリビング展示みたい、シンプルでこじゃれ。赤いソファが中央、上手
奥にステレオをおいた書棚。クラシックのＣＤ、フィネガンズ・ウェイクとか、イン
テリムード。下にワインボトルあれこれ。両端に椅子代わりの箱がいくつか、関係
する出演者が板付き傍観。正面の柱はスクリーン代わり、テキストや映像投影。床は
白黒が交錯。
お話。皮肉屋なのにロマンチストな劇作家を中心とした、俳優ら男女の不倫やらの
関係有為転変。
モンタージュに捻った空間とガチンコの会話、芝居のコンビライスを堪能するねこ。
構成はメタ、おまけに登場人物が俳優と作家で面倒。どっちがリアルかな劇中劇構成
入れ子の原作を演出は一層。控えの役者も世界の一部、心理背景とさまざまな場所
から傍観。女優化粧場面の映像を入れたりと、立体的に空間構成。
会話は機知（皮肉か）に溢れまくり、作家周辺は時に難解。これを現代口語の砕けた
会話と演技として、言葉が辞書翻訳しちゃうことを回避。くわえ、目線の交差や表情
細やかな役者芝居で生理を露わに生っぽく、至近なものとし。ややこしいけど、体感
できる工夫、演技が○。
チケットが原寸トランプ体裁。
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