＠駒場東大前 こまばアゴラ劇場(2007/12/21-1/14 30ステージ)
http://www.komaba-agora.com/
全自由(整理番号付)前売予約当日共 一般3500円 学生・シニア（65歳以上）2500円
高校生以下 1500円
作・演出 平田オリザ
舞台美術：杉山 至 照明：岩城 保 舞台監督：中西隆雄 桜井秀峰
衣裳：有賀千鶴 宣伝美術：工藤規雄＋村上和子 太田裕子
宣伝写真：佐藤孝仁 宣伝美術スタイリスト：山口友里
制作：佐藤誠、野村政之 企画制作：青年団、（有）アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
主催：（有）アゴラ企画・こまばアゴラ劇場 協力：松戸市戸定歴史館（株）アレス
初演 再演 第29回公演 第55回公演 1995/5/6-7 2007/2/16-17 利賀山房 きらり☆ふじみ 1995/5/18-6/12 2007/12/21-1/14 こまばアゴラ劇場 ← 37ステージ 30ステージ 前売3500円 ← 上演1時間30分 ← 出演： ・木村家の関係看 木村慎也 (父) 志賀廣太郎 ← 野上登喜子(新妻) 山村崇子 ← 木村由美(長女) 安部聡子 能島瑞穂 木村好恵(次女) 角舘玲奈 堀夏子 木村ルリ(三女) 渡辺香奈 荻野友里 ・編集者 坂口邦夫 横田修 古舘寛治 久本由美 和田江理子
・高校時代の同級生たち 小林太郎 山内健司 古屋隆太 中島秀彦 田中ひろし 大竹直 平山邦子 平田陽子 鈴木智香子 斉藤美奈絵 志磨真実 井上三奈子 湯浅友雄 足立誠 湯浅佐知子 − しんそげ
・旅館の人々 夏木弥生 (長女) 松田弘子 高橋縁 夏木郁代 (次女) 辻郷知子 兵藤公美 石田直樹 (従業員) 大木透 島田曜蔵 夏木梓 田村みずほ 川井マリ 広瀬由美子 千葉健一 下村大輔 神林信宏(旅館の客) 坂本和彦 山本雅幸 奥野百合江(旅館の客)高辻恵子 村田牧子
2007/12/28(金)曇 4:00-5:29PM(1'29?) 中段中央 客席満員(65人)
客層：20歳代と中高年、ぐっと大人より。男女半々。
客入れ：予約満員。整理番号順にぱらぱらと入場。桟敷1/2列。ひな壇に椅子席5列。
結構暖房きつめも開演時間に断、とお断りあり。折り込みチラシ結構。折り込みパン
フ A5 3ページ。挨拶、配役、スタッフ。次回本公演。6-7月「眠れない夜なんて
ない」＠吉祥寺シアター 11月「冒険王」＠こまばアゴラ 12月「サンタクロース
会議」＠同 物販。「隣にいても一人」チケット、戯曲ほか。 カーテンコール1回。
12年前の初演は、岸田國士戯曲賞受賞後第1作。萩尾望都「百億の昼と千億の夜」に
インスパイアされた？だったか（神・ポセイドンに見捨られた人間、解けない問いに
激しく迫る美少女・阿修羅なんてモチーフ）
舞台。旧家の客間を活かした体の旅館ロビー。客席頭上まで延びる太い梁。黒光り
する床と柱、とこどこ一輪挿し。奥を巡る廊下との間に格子戸。中程の庭先に丸窓。
上手、すだれを挟んだ奥に流木のオブジェ。ガラステーブル、椅子6脚。下手一団
低く、応接セット。
お話。旅館に住み続けて執筆を続ける作家と離れて暮らす家族。楽天とは言い切れ
ない、高校ＯＢボート部の同窓会男女。訳ありげな一組の男女。生活と恋がある旅館
従業員。 とりどりの生き方とそれぞれの修羅が交感する夜。
犠牲となった人々、その行き場のない思いをかいま見せてやるせなく。現代口語の
飾らない会話から繊細な感情のやりとりをみせて、心が揺すぶられるねこ。初演にまして
（かな?)、演出は過激。同時多発会話、たわいないお喋りら、人によってはノイズを
多量に賑やかに投入。騒ぐ海原、静粛で豊かな水底、移ろう世相と変わらぬ人の業が
重なるようで、鮮やか。
役者。キャスト一新。役者達は自分たちの間尺で、登場人物と真摯に向き合い、好演
その姿になにより心動かされたねこ。
[月間一覧］