＠日比谷 日生劇場(2008/4/5-27 35ステージ)
全指定 S席11000円 A席7000円 B席4000円
作：井上靖 大森寿美男 NHK脚本より 脚本・演出：石川耕士 音楽：千住明
美術：堀尾幸男 照明：塚本悟 音響：小寺仁 振付：藤間勘吉郎
特殊効果：田中義彦 舞台監督：井口祐弘ほか 制作：岡崎哲也ほか
出演
市川亀治郎 ：武田晴信、山本勘助
橋本じゅん ：駒井政武 [劇団☆新感線]
高橋和也 ：馬場信春
嘉島典俊 ：武田信繁
尾上紫 ：三条夫人
松尾敏伸 ：武田信廉
守田菜生 ：由布姫
大和田美帆 ：於琴姫
笠原章 ：武田信虎
仁科亜季子 ：大井夫人
JJサニー千葉：板垣信方
2008/4/6(日)快晴 11:30-3:20PM(1'45/休19/1'39)2F後方中央 客席8割?(1100人)
客層：中高年中心に幅広く。橋本じゅんに即応してる新感線ファン3割？。
客入れ：当日券不明、2Fはバラバラと空席あり。物販。パンフ 1500円。未購入。
あと、餅とかお酒とか。カーテンコール 演出込み7分1回。
NHK大河ドラマの視点を変え、アナザーサイドなドラマとし。市川亀治郎、ＪＪサニ
ー千葉らＴＶと同じ役で演じるのも話題。
舞台。同心円の回り舞台。内に主人公・武田晴信、外周に取りまく人々を置き、心の
内ぐるぐるりんと葛藤する様を即物的に現し。調度はなし、幕を多用した、スポー
ティでシンプルな装置となり。
お話。嫡男にもかかわらず、父親に疎まれた勇将・武田晴信（後の信玄）。長じて、
父親を追放し国主となり、宿敵謙信の信濃へと進軍。家や女性関係のしがらみを振り
切り、志は高みへと登るのだった。
親密な晴信・板垣の会話、男ドラマ○。オープニングはＴＶと同音楽、幕とクレーン
を使用、つけ打ちバンバンと派手演出。見得や群舞ら、歌舞伎仕様でショーアップ、
ちゃり場の笑いがちょっとあるけど、メインはじっくり会話劇。地味もしみじみ
沁みるものとし。まんま歌舞伎芝居な亀次郎と、いぶし銀な侍芝居の千葉さんの取り
合わせよく、暖かい愛が感じられて素敵。
亀次郎は晴信と勘助の二役を早変わり。晴信は女に弱い知将を人間くさく演じて
好感。勘助の恋は印程度に留め、ドラマはなし。ビジュアルの対照で楽しませる
趣向。宙乗りは大ラストに、やり逃げ感若干も、回り舞台同様に心情を即物的に
描いて、なるほろねこ。
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