＠代々木八幡 青年座劇場(2008/6/22-29 10ステージ)
全自由 前売・当日とも4000円
装置：島次郎 照明：中川隆一 音響：堀江潤 衣裳：竹原典子
舞台監督：安藤太一宣伝美術：佐々木暁 制作：劇団青年座 監修：宮田慶子
主催：(社)日本劇団協議会 制作：劇団青年座
「コーヒーと紅茶、そこに入れるべきミルクと砂糖について」
作：泊篤志[飛ぶ劇場］ 演出：千田恵子[育成対象者］
出演：
渕野陽子 ：尾林久美子（ご近所）
井上夏葉 ：初めての女性客
小暮智美 ：小沢ミサ（マスターの娘）
山﨑秀樹 ：高田健二
河内喜一朗[スタジオライフ］：小沢博司(マスター)
「リバウンドチャンス」
作：飯島早苗[自転車キンクリート] 演出：須藤黄英[育成対象者］
出演
椿真由美 ：羽生遼子（婚期を逃す）
佐野美幸 ：山瀬理香（遼子同級生）
歌川椎子[自転車キンクリート］：阿部智美（遼子同級生）
星野園美[石井光三オフィス］ ：森島蓮（遼子同級生）
相原嵩明 ：コウタ（喫茶店の若い客）
逢笠恵祐 ：ユウジ（喫茶店の若い客）
河内喜一朗[スタジオライフ］：小沢博司(マスター)
「鰻屋全焼水道管破裂」
作：倉持裕[ペンギンプルペイルパイルズ] 演出：磯村純
出演：
山野史人 ：石岡、隆紀
泉晶子 ：巻江
遠藤好 ：追田リカ、瑠美
高義治 ：野間、矢沢
宇宙（たかおき） ：俊也、章介
名塚佳織[フリー］ ：堀之内、せり菜
石井揮之[青年座映画放送］：孝太郎、秀和
河内喜一朗[スタジオライフ］：小沢博司、設楽
2008/6/28(土)曇 2:03-3:50PM(1'46) 中段中央 客席ほぼ満員(140人)
客層：子供連れ、高校生からじじばばまで幅広く。女性過半数、中高年多し。
客入れ：ロビーには島次郎美術に触発されてな、文字ディスプレイ。整理券なし。
ゆったり埋まる劇場。幅広20席 7列。舞台が広いので引いてみた方が○。
空席誘導随時。パンフ B5オールカラー 5ページ。作演出の挨拶、配役と役者の
ひとこと。物販。飯島早苗戯曲本。 カーテンコール1回1分。
3×3のバスケし合いの名を借りた、小劇場演劇作家×若手演出家の組み合わせ企画。
舞台。3話共通装置。劇場であることを忘れそうな、リアルな公園隣接喫茶店。洗い
晒したよな床、白壁、薄緑のドアはイギリス風？。下手に戸外の緑を望む、窓列。
正面カウンター。右手トイレ、左手母屋への開口。下手壁内に書架。白オークの
○テーブルが５つ点在。
「コーヒーと紅茶、そこに入れるべきミルクと砂糖について」
お話。喫茶店マスターと家を出たまま音信不通だった娘の再会を軸に描く、ほのぼの
人情話。落ち着いたたたずまいの喫茶店とマスターに当て書きな一編。
善意ある視点で描く、すっきりまとまった心地良い一編。母親を巡る、トゥデイ・
ファンタジー部分はすっきりせず、工夫がほしいねこ。
「リバウンドチャンス」
お話。婚期を逃したほとんど中年女性、同窓会を期に再燃する片思い顛末。
人生にときめきをと願う、切実さをとほほ笑いにくるんで描く。等身大の本音会話
に、会場の女性から頷き声ぽつぽつ。語りきれず、30分に収まらなかった感はあり。
「鰻屋全焼水道管破裂」
お話。喫茶店水道工事の作業員、ロケ待機中のスターとマネージャー、お客達。
出たり入ったりの内、トラブルが加速するドタバタ劇。喫茶店という場所に当て書き
な一編。
1人2役でめまぐるしく、らしくパズルめいた構成が面白いねこ。スラップスティック
に混迷する終盤が見物。唯一固定キャラの女性が放つ最後の台詞ににやり笑い。
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