＠下北沢 本多劇場(2009/5/23-31 7ステージ)
http://www.honda-geki.com/honda.html
全指定 一般4500円 ネット予約4300円 ゴールデンシート（65歳以上）4000円
学生券3500円 プレビュー・マンデー割引3000円
演劇集団円 チケット半券提示にて一般500円割引
作：土田英生[劇団MONO] 演出：須藤黄英 装置：伊藤雅子 照明：宮野和夫
音響：中島正人 衣裳：半田悦子 舞台監督：今村智宏 製作：森正敏、紫雲幸一
出演：
綱島郷太郎：稲本充（本社から来たお客様相談室・新室長）
五十嵐明 ：三田村慎司（稲本より3歳年上の元室長）
椿真由美 ：新見律子（稲本、三田村と同期の副室長）
遠藤好 ：藤原眞美（カナダ生まれの帰国子女）
鈴木貴子 ：後藤あづさ（入社2年目の教育係）
津田真澄 ：永田理沙 （仕事熱心な地元正直主婦）
森脇由紀 ：片瀬英里 （東京に憧れる地元民）
山﨑秀樹 ：田崎治雄 （元漁師だった生粋の地元民）
2009/5/27(水)曇 7:03-8:44PM(1'40)後方上手 客席9割(280人)
客層：20才代と中年層中心。お友達連れ多し。女性過半数。
客入れ：デッキ舞台、海上な客席は最前Ｃ席。最後尾2列はカメラ鎮座。案内員
結構、誘導随時。折り込みチラシ結構、輪ゴム止め。パンフなし。物販。パンフ
A5 18ページ 500円。松田正隆、飯島早苗ほか寄稿。観光ガイド付き。
カーテンコール1回1分。
演劇集団円「初夜と蓮根」と同時期書き下ろし、ノリノリだねな土田英生新作。
登場人物達の会社が共通とか、2作品には遊びが散りばめられているとか。
舞台。海上のコテージ、大きく円弧を描く広い白木デッキ。上手にテーブルと
椅子、下手にベンチ、観光望遠鏡、椰子の木（の書き割り)。中央上手よりの
事務所は、大きくスカイブルーの鎧戸、ストライプのほろ。上空にはたなびく雲。
お話。離島も住人には世界の中心な、へそ島。東京の製菓会社が過疎地立地の
要向きでコールセンター設置。本社から飛ばされてきた社員と現地採用員の平和な
日々、人間関係が、とある事件からがらがらと崩れていく。王様の耳はロバの耳と
、イソップに、企業や男女の秘め事が暴かれて、もう大変。
嘘の上塗り、さっくり剥がして気持ちよい、曇りのち晴小品。あれやこれ、企業
から極私的レベルまで隠し事づくし。正誤、倫理道徳を考える前に笑っちゃう、
矢継ぎ早の展開。コロコロ転がるテンポよい演出○。みそっかすが踏ん張り、我に
帰った立ち位置で再起、また疑惑に立ち向かう反骨魂へのエール芝居でもあり。
円の作品も響くこだまと呼応するのかしらん、観たかったですねこ。
役者。若手がまっすぐと立ち向かって、瑞々しい。恋に仕事に直球勝負・後藤あづさ
役・鈴木貴子さん、若いって素敵。気の弱さに人の良さ・気負わず男前・稲本充役
・綱島郷太郎さんも印象。
[月間一覧］