＠三軒茶屋 シアタートラム(2009/5/10-6/14 47ステージ)
http://setagaya-pt.jp/
指定一般7000円 トラムシート5500円 立見？円
作：清水邦夫(1977年初演) 演出：生瀬勝久
美術：二村周作 照明：小川幾雄 音響：加藤温 衣裳デザイン：伊藤佐智子
ヘアメイク：勇見勝彦 演出助手：山﨑総司 舞台監督：瀧原寿子
プロデューサー：北村明子 提携：世田谷パブリックシアター 後援：世田谷区
企画･製作：シス・カンパニ―
出演：
渡辺えり ：女優Ａ
小泉今日子：女優Ｂ
村岡希美 ：女優Ｃ [ナイロン100℃]
蒼井優 ：女優Ｄ
2009/5/24(日)小雨 2:30-3:54PM(1'23)最前方中央 客席超満員(270?人)
客層：20-30才代最多に幅広く。男性数人ずれ、女性2人ずれと単独。男女半々。
客入れ：当日券は前日電話で整理番号予約。キャンセル待ちあり。最前B列。
バー形式のトラムシート＋両通路に立見27人。 定時に始まるので遅刻禁止。
折り込みチラシそれなり。パンフ A4 1枚。配役、スタッフ。
物販。パンフ A5 22ページオールカラー 700円 役者ページ中心。
カーテンコール1分2回。
清水邦夫の輝く追想劇、人気女性4人＋大丈夫？な生瀬勝久演出にて。
舞台。くぐもったガラスで囲まれた、屋根裏（サンルーム?)。内に倒れて、閉じ
こめられ感醸し。板の間、後方に舞台へ繋がる開口。手前上手に化粧机２、転じて
下手に同1、衣裳ハンガー、ミニコンポ。
お話。叶わぬ願いを抱き続ける女達。プロンプターで生涯を終えたり、出演しても
脇役オンリー。また、巡り来ない配役を待ちきれず、精神を病んだり。女優として
キャリアを積む女優は、しかし人生の多くを犠牲にしていたり。女優の業や激情、
演劇の儚さ、また夢みる力がたっぷり詰め込まれたギフトな作品。
鮮やかな四輪の花が咲く、女優の魅力120％な舞台。心配していた演出は、関西
芸人役者の本領を発揮反映（しかも安心の丁寧仕上げ）。オモロイとカナシイを
鮮やかに並べ、切なく愛おしくて、笑いたっぷりの舞台とし。追想劇にありがち
な過去のものとはせず。今に生きる女性達が丁々発止とぶつかり合い、生々しく
「女優」ぶりを見せて魅了。だからこそ、ラスト三人姉妹の台詞が哀しく沁みて
たまらないねこ。
役者。ハイテンションな芝居は大受け、ご自愛くださいな渡辺えり。かわいい顔で
毒を吐く、でもいい奴な小泉今日子。品良く端正、時々四頭身で愛嬌、村岡希美。
意外とジェットコースター、油断できない天使の微笑み、蒼井優。
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