＠渋谷 Bunkamuraシアターコクーン(2009/8/6-8/31 30ステージ)
http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/index.html
全指定 S席9500円 A席7500円 コクーンシート5000円
作:大西信行 演出:いのうえひでのり[劇団☆新感線]
美術:二村周作 照明:原田保
音響:井上哲司 衣裳:前田文子 ヘアメイク:河村陽子 演出助手:山﨑総司
メインテーマ曲；岡崎司 同ボイス：岸川恭子 アドバイザー：岩下尚史
所作指導：森本健介 殺陣指導：川原正嗣 宣伝美術：平田好 舞台監督:芳谷研
プロデューサー:北村明子 提携:Bunkamura 企画･製作:シス・カンパニ―
出演：
段田安則 ：伴蔵(新三郎 下働き)
伊藤蘭 ：お峰(伴蔵女房)
秋山莱津子：お国(平左衛門妻)
千葉哲也 ：宮野辺源次郎(お国愛人) [演劇企画集団THEガジラ]
瑛太 ：萩原新三郎(浪人 お露思い人)
柴本幸 ：お露(平左衛門娘）
梅沢昌代 ：乳母お米、お六(お峰友人)
大河内浩 ：飯島平左衛門(旗本)
松澤一之 ：良石和尚、八州見回りの同心
市川しんぺー：馬子久蔵 [猫のホテル]
西尾まり ：お竹(飯島家奉公人)、お梅(酌婦)
保坂エマ ：お絹(酌婦）
粕谷吉洋 ：丁稚 定吉、下っ引き
森本健介 ：三遊亭円朝(語り部)、目明し、百姓 [劇団新派]
2009/8/11(火)曇 6:30-9:19PM(1'26/休15/1'16)1F後方下手 客席満員(750人)
客層：20才代中心に女性9割、他おじさん、じじばば、親父連れととりどり。
客入れ：当日立見8人と余裕あり。ロビーでお祭り囃子、おにぎり400円、味噌田楽
300円、お団子+お茶600円と「桜姫」継続。物販。パンフ B5 34ページ オール
カラー 1000円。読み物盛りだくさん。ポスター500円。 ほか劇場外で関連本販売。
カーテンコール2回2分。
ベテランと新人の混声チーム、劇団☆新感線・いのうえひでのり演出にて、納涼怪談
芝居。
舞台。回転舞台。壁にガラスの住居、鮮やかな緑の林らを持ち込み式。背景に映像を
多用、淡く渋く背景を投影。
お話。恋いこがれた娘は亡霊となって男の元へ通う。金に目がくらんだ下男は亡霊の
荷担をしてしまう。そんな怪談というか人情噺に、旗本殺害の愛欲ざたを絡ませた
一幕。
原作大事のスタンダードな仕上がり。お盆をさかんに回し、流麗といってよいほど
スムースに転換。ブルーとグリーン、そしてパートカラーのレッドら、洗練された
美しい照明。ややテンポをあげた、スピーディな会話展開。新感線らしいツケ打ちら
効果音は最小限、出過ぎたギャグなくてすっきり。やや長時間も飽きず、小気味よい
舞台を楽しむねこ。
役者。端正な舞台は役者個性をよく引き出し。段田さん×伊藤さん の勢いある会話
バトルが愉快。ともに自信に溢れた力強さが魅力。死にそうにない秋山さんは、まさ
に役のまんま。梅沢さんのおばさん役、森本さんの噺家役とも、ベテランのこってり
感があって○。瑛太さん、柴本さん。初々しく、よく通る声で好印象。
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