＠渋谷 シアターコクーン(2009/6/7-30 29ステージ)
http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/index.html
全指定 S[椅子／ベンチ]12000円 A9000円 コクーンシート5000円
中2階立見3500円
原作：四世 鶴屋南北 脚本：長塚圭史[阿佐ヶ谷スパイダース] 演出：串田和美
音楽：伊藤ヨタロウ 美術：松井るみ 照明：齋藤茂男 音響：市来邦比呂
ヘアメイク：宮内宏明 演出助手：山田美紀 宣伝美術：串田光弘
宣伝イラスト：宇野亜喜良 舞台監督：福澤論志 技術監督：堀内真人
プロデューサー：加藤真規、松井珠美 主催・企画・制作：Bunkamura
制作協力：松竹株式会社
出演：
白井晃 ：清玄阿闍梨 或いは、セルゲイ
笹野高史 ：墓守１、孤児院院長、中年客、運転手、庭師、タキ、座長ホルヘ、客
大竹しのぶ：墓守２、マリア、ヨスハイダ
古田新太[劇団☆新感線] ：ココージオ
秋山菜津子：イヴァ
中村勘三郎：ゴンザレス
井之上隆志：ルカ
佐藤誓 ：イルモ・エルノルト
内田紳一郎：女中１
片岡正二郎：女中２
小西康久 ：タリ
三松明人 ：キティ
豊永伸一郎：マリオ
斉藤悠 ：マリオ
熊谷太輔 ：パーカッション
2009/6/13(土)晴 7:05-10:00PM(1'12/休15/1'27)2F後方 客席超満員(700?人)
客層：20-30才代女性中心に幅広く。女性7，8割。
客入れ：立見はネット予約、今回満員。ベンチ正面6、サイド4、舞台後方の移動式
客席3列 ほか通常。折り込みチラシそれなり、パンフなし。物販。パンフ A4
42ページ 1800円 袋付き。役者インタビュー中心。Tシャツ2900円 しおり1200円
終演後に舞台後方の移動席チケット販売。6日分位、日曜も空席あり。
カーテンコール 演出込3分＋1回1分。
歌舞伎公演との連続企画。留学中の長塚圭史作品をほとんど劇場付きの串田和美が
演出、豪華俳優陣出演にて。歌舞伎公演 コクーン歌舞伎「桜姫」とカップル企画。
舞台。大きく張り出し、奥まで連ねた平台舞台。ピンクと緑でラフに塗られ。床の穴
が墓穴やら、時空飛び込み入口やら使われ。調度は持ち込み式。ミニチュアの家や
鉄道が登場して、俯瞰演出がらしいところ。
お話。四世 鶴屋南北原作・桜姫と清玄の伝奇小説を、舞台を南北ならぬ南米にして
翻案。清玄は十字架を背負った聖職者、桜姫は清廉も欲望の火だねを抱えた娼婦、
権助は流れ者の山師。ほか、舞台世界を傍観する墓守がダブルキャストで登場。
奇妙な夢をみたよな、マルケス世界。数奇な運命、流転の展開よか、巻き込まれて
いく人物の心理描写に重きを置き。原作に親しみがないと飛んでいく舞台に！？な
とこあるかも。長塚作品らしく、ブラックでえぐいムード全面。役者が歌い、演奏
する自由劇場彷彿のリズミカルな演出が箸休め。
まどう、まどわされる人物達の台詞ていうか動きが連綿と続き、後半ちと冗長な感じ
もして、うーん。役者は活き活きと楽しげに演じ。笹野さんのトランペットは何年
ぶりかしらん。意外なのは舌足らずな勘三郎、ダークな役どころの井之上隆志。
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