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 シス・カンパニープロデュース「バンデラスと憂鬱な珈琲」

 @三軒茶屋 世田谷パブリックシアター(2009/11/2-29 32ステージ)
 http://setagaya-pt.jp/
 全指定 一般S席8500円 A席6500円 友の会会員割引 世田谷区民割引なし
 補助椅子 8000円

 作:福田雄一、マギー 演出:マギー
 美術:松井るみ 照明:小川幾雄 衣装:伊賀大介 音響:加藤温
 ヘアメイクデザイン:勇見勝彦 映像:ムーチョ村松
 音楽制作・歌唱指導:割田康彦 演出助手・振付:西祐子 舞台監督:瀧原寿子
 アクション指導:武田浩二 プロデューサー:北村明子
 制作[進行]:吉澤尚子ほか 宣伝美術:平田好 提携:世田谷パブリックシアター
 後援:世田谷区 企画・製作:シス・カンパニー
 出演:
 堤真一  :パンデラス、ネフチェンコ、パグス軍曹、マクベス
 高橋克実 :ダズラー元帥、キニスキー大使、軍人、ロナウスキー、男A〜C、
       デニス、座長、ジョン、パンクォー

 小池栄子 :ジェーン、キャシー、女性駅員、ベティ、スーザン、ルイーダ、
       マリア、べロニカ、魔女
 村杉蝉之介:フレディ国防長官、警備兵B、シフラスタフスキー大統領、
       チーズ副操縦士、トガシ、執事、ロス

 中村倫也 :モントレー少佐、オーエン、ジャック、トニー操縦士、空軍兵士、
       ロドリゲス、ダンカン王
 高橋由美子:ベーカー国務長官、老婆、ナンシー、マチルダ、座長の妻、
       女忍者オイチ、マクベス夫人

 段田安則 :大統領、警備兵A、サノパチェフ博士、オマリー、ダニー、レノックス

 2009/11/3(火祝)晴 7:00-8:41(1'40)1F最前方 客席ほぼ満員(600人)
 客層:20-30才代女性8割、ちと大人より。
 客入れ:当日券、通常通りの補助椅子あり。折り込みチラシそれなり。パンフ A4
 1枚に配役、スタッフ。物販。パンフ B5 32ページ。長めの役者座談会収録。
 ポスター500円 ほか、北村P著作本。 カーテンコール1回1分。

 人気実力役者を集め、元ジョビジョバのマギーと人気放送作家の福田雄一が作演。
 シスカンパニーのコメディは、禿禿祭 はげちびさい以来かしらん。

 舞台。なんか要塞っぽい、多角形ドーム壁装置。貼り付くように昇降階段、開口は
 3箇所。ベット、円卓、カウンターとか持ち込み式。

 お話。極個人的な理由で始まったクーデター、ロシアへの開戦。米軍随一の交渉人
 バンデラスは12時間後に迫った爆撃を阻止するため、張本人の元へ向かう。しかし
 お約束に邪魔が入り、一行に任務を果たせない。

 あの手この手の笑いをスピーディに繰り出し、ただ面白美味しいスナック・コメディ。
 14のコントピースの詰め合わせ。会議が明後日方向へずれる、任務に邪魔また人情が
 そうさせない等、マギーらしいズレまくり伝染性笑いが満載。散りばめた伏線も
 きっちり回収して、とほほ笑い増長。芸達者な役者ぞろい。くるくるとスポーティに
 役代わり、キレのいい動きでバカ爆発。堤さんのあんな芝居、こんな表情ら、お菓子
 な美味しい芝居でサービスたっぷり。まるで劇団なアンサンブルのよさも良い感じ。
 なんも後味を残さないとこも爽快ねこ。
 

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