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 シス・カンパニー「えれがんす」

 @新宿 紀伊國屋ホール(2010/1/29-2/14 20ステージ)2/1,11休演
 http://www.kinokuniya.co.jp/05f/d_01/hall2index.html
 全指定 前売り当日とも6500円

 作・演出:千葉雅子[猫のホテル] 美術:升平香織 照明:小川幾雄
 衣装:伊賀大介 音響:加藤温 ヘアメイク:藤原羊二 舞台監督:榎太郎
 演出助手:則岡正昭、相田剛志 宣伝美術:平田好 プロデューサー:北村明子
 提携:紀伊國屋書店 企画・製作:シス・カンパニ―
 出演:
 渡辺えり:鶴岡真紀子(元アスリート、現学校コーチ)
 木野花 :川上あい子(元アスリート、現学校経営)
 梅沢昌代:川上れい子(あい子妹。芸能プロ社長)
 八嶋智人:宮優(ライター)
 中村倫也:原悦太郎(宮の連れ)
 コ・スヒ:イ・スミン(韓国人留学生)

 2010/1/31(日)晴 1:33-2:59PM(1'25)前方中央 客席ゆる満員(450人)
 客層:大人よりの老若男女、30代?女性客多め。
 客入れ:ロビーはお花で一杯。補助椅子なし、当日券あり。折り込みチラシ少々。
 パンフ A4 1枚に配役、スタッフ。 物販。パンフ A5 10ページ オールカラー
  300円。挨拶、役者コメント、稽古場写真。無料パンフ付き、パンフ安くて内容
 十二分とシスは偉い。 カーテンコール2回1分。

 猫のホテル・千葉雅子作品をベテラン女優中心に上演。
 舞台。倉庫然。グレーに縦ストライプの壁。段ボールとか雑然。下手壁際に水泳スク
 ール代表(木野)大写しのポスター、ラックにトロフィー、写真。

 お話。かつて栄光に輝いたアスリートと関係者、家族の後の祭り。有為転変の運命と
 変わらない確執。それがちょっとした偶然の出会いからほどける一夜の物語。

 芸達者が文字通り芸を発揮したり、役者芝居が楽しい一編。ベテラン女優陣がいつも
 とちょっと違う役柄を力演。脚本展開は一筋も、一筋縄でいかない役者達が盛り上げ
 て面白くし。戻れない人生に起きた、思い込みでも奇跡の喜びと、それを知る悲しさ
 と新たな決意があって、ほっこりするねこ。焼肉ドラゴンで一躍注目の韓国人女優・
 コ・スヒさんが堂々、実のある存在感で魅力的。

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