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 青年団リンク 本広企画「演劇入門」

 @駒場東大前 こまばアゴラ劇場(2010/11/27-12/13 24ステージ)
 http://www.komaba-agora.com/
 全自由前売・予約・当日共 一般3500円 学生・シニア(65歳以上)2500円
 高校生以下1500円

 原作:平田オリザ 演出:本広克行 脚本:岩井秀人(青年団演出部/ハイバイ)
 美術:杉山至 照明:岩城保 音響:中村嘉宏 音響操作:井川佳代
 舞台監督:中西隆雄 演出助手:鹿島将介
 フライヤーデザイン:京 (kyo.designworks) 写真:momoko japan
 制作:野村政之 堤佳奈 仲田佳世 芸術監督:平田オリザ
 出演:
 永井秀樹 :宮口、「演劇入門」朗読、男1、和夫
 志賀廣太郎:父、カラチネークミジンスカヤ、黒子
 山内健司 :男、岩井、民男!木下、語り
 古屋隆太 :演出家2、モジリコスキー、木下、次郎
 島田曜蔵 :黒人男、男子生徒、友達1、岩井、男A、太郎
 川隅奈保子:中年女、カラチネークミジンスカヤ、直子、よしこ
 荻野友里 :友達2、岩井、脇田、かなこ
 古舘寛治 :演出家1、シメジネーコフ、岩井、父
 中村真生 :黒入女、女子生徒、牧子、脇田、女A
 鄭亜美  :若女、ゲルゲーネフ、綾、女、誰か
 桜町元  :岩井、男2

 2010/12/8(水)曇 7:38-9:15PM(1'37)中央中段 客席超満員(70人)
 客層:学生?な20歳代中心に幅広く。普段演劇をみない人も多め?。男女半々。
 客入れ:開演20分前開場。縦横を違えたウナギの寝床開場。ひな壇に座蒲団1椅子
 3列。中央寄りが○。空席誘導あり、座蒲団席は詰めあり。
 折り込みチラシそれなり、終了した公演分も入るアゴラ方式?。
 パンフ A4 3ページ+別紙。あらすじ、挨拶、シーン毎配役、スタッフ、予定。
 厚手にミシン目を入れたカード形式で、役者毎の写真、配役とプロフィール 1枚。
 物販。原作本ほかいろいろ。 カーテンコール1回。

 原作未読ねこ。今度読んでみようと思わせる本作。開演前に種々演技、演劇論の朗読
 が重なり、流され。

 舞台。上手寄りに小さなバーカウンター。下手手前に立ち飲みテーブル。装置持ち込
 み式。リビングや畳部屋をさっさとセッティング。
 
 構成。カルチャーセンター、学校での演劇との出会い、疑問疑念を抱く。やがて、
 現代口語演劇、喋り言葉の演劇と出会い、解き放たれる。日常に隠れた演技、もどか
 しさや鬱屈から巻き起こる自意識の竜巻の面白さ。どこまでリアルかしらねども、
 実録語りの岩井秀人 演劇紀行。

 なんでねこが演劇好きなのか。なるほどポキン金太郎と追体験やら、確認できて、
 とっても楽しくみられたねこ。出会いはじめのリズム芝居に苦笑、全編みてみたく。
 「月光のつつしみ」は初演再演の感興を再生しつつ、号泣処の解説に新発見。演劇の
 読み方の深さ、観察眼に感心。「月光」→「ヒッキー」がもどかしさトレース繋がり
 とは面白く。「東京ノート」ではオリザ氏自身が登場かと思いきや、人形。演出再現
 ではどっちつかずの演出でよしを出したとたん、15分休憩するのに爆笑。表現はあっ
 ても伝えたいことはない、想像できるものの方が表現として優れているの弁に、
 思わず膝を打つねこ。などを、全員 岩井秀人で入れ替わり立ち替わり語る趣向が
 とりどりで飽きさせず、ほぼ発明な趣向。とこどこ、変わらない「わからない父親」
 が登場。その相違が創意に活かされているにふふーんねこ。

 配役
・オープニング/カルチャーセンター
 男/岩井 :山内健司
 中年女 :川隅奈保子
 演出家1 :古舘寛治
 黒人男 :島田曜蔵
 黒人女 :中村真生

・大学時代
 岩井  :桜町元
 若女  :鄭亜美
 若男  :山本雅幸
 演出家2:古屋隆太
 父   :志賀廣太郎
 女子生徒:中村真生
 男子生徒:島田曜蔵

・卒業後
 岩井  :桜町元
 友達1 :島田曜蔵
 友達2 :荻野友里

・外国台本
 岩井  :島田曜蔵
 シメジネーコフ     :古舘寛治
 カラチネークミジンスカヤ:志賀廣太郎、川隅奈保子
 モジリコスキー     :古屋隆太
 誰か外人        :山本雅幸
 ゲルゲーネフ      :鄭亜美

 ・「月光のつつしみ」 >参考上演記録
 雪の降る夕方、民男の家に、宮ロと婚約者・牧子が訪ねてきた。

 岩井  :山本雅幸、山内健司
 民男  :山内健司
 宮口 民男の幼なじみ :永井秀樹
 牧子 宮口の婚約者  :中村真生
 直子 民男の姉    :川隅奈保子

・「ヒッキー・カンクーントルネード」/岩井家にて
 引きこもりで家にいる登美男。妹・綾には彼氏ができたらしい。

 登美男 兄:山本雅幸
 綾 妹  :鄭亜美
 岩井   :桜町元、山内健司
 父    :志賀廣太郎

・「演劇入門」

 朗読  :永井秀樹

・「東京ノート」
 ヨーロッパで戦争が起こり、大量の絵画が避難してきた美術館で、
 行き交う人々の心を覗き見る。

 岩井  :荻野友里、古舘寛治
 木下  :古屋隆太、山内健司
 脇田  :中村真生、荻野友里
 男1  :永井秀樹
 男2  :桜町元
 女   :鄭亜美
 黒子  :志賀廣太郎

・岩井家にて
 語り  :山内健司
 誰か  :鄭亜美
 岩井  :桜町元

 男A 古い男 :島田曜蔵
 女A 彼女  :中村真生
 男B 新しい男:山本雅幸
 父   :志賀廣太郎

・「て」
 寝たきりの祖母の見舞いに、久々に家族が集まった。
 家族みんな集まれぱ仲良くできる…のか?

 次郎 次男 :古屋隆太
 太郎 長男 :島田曜蔵
 よしこ 長女:川隅奈保子
 かなご 次女:荻野友里
 和夫 長女の夫 :永井秀樹
 父  :古舘寛治

・エピローグ
 岩井  :桜町元
 父   :志賀廣太郎

 引用戯曲
 「月光のつつしみJ作:岩松了
 「ヒッキー・カンクーントルネード」作:岩井秀人
 「東京ノート」作:乎田オリザ
 「て」作:岩井秀人

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