竹中直人の会「月光のつ丶しみ」（再演）
＠下北沢 本多劇場（2002/12/5−29 33ステージ）
http://www.honda-geki.com/honda.html
全指定 前売5500円 当日5800円
＠仙台市民会館小ホール 1/10-11 3ステージ
＠大阪 近鉄小劇場 1/14-19 7ステージ
初演 再演
竹中直人の会Vol.5 同第9回
1994/12/13-29
22ステージ
ザ・スズナリ
1995/1/11-22 2002/12/5−29
17ステージ 33ステージ
本多劇場 ←
指定4000円 5500円
上演時間？ 1時間51分 作・演出：岩松 了 ←
美術：日比野充希子 ←
照明：日高勝彦 ←
音響：藤田赤目 ←
衣装： 伊藤佐智子
スタイリスト：勝俣淳子
舞台監督：津田光正 青木義博
宣伝美術：坂本志保 ←
製作：中村文重 ← 出演：
弟・民男：竹中直人 ←
姉・直子：桃井かおり ←
民男の妻・若葉：石堂夏央 篠原ともえ
ヒデユキ：椎名桔平 北村一輝
ヒデユキの婚約者・牧子：吉添文子 坂井真紀
田中：岩松 了 ← 2002/12/7(土)小雨 7:06-9:00PM(1'51) 中段より 客席超満員(410人)
客層：男女半々。意外と若年層多、チケ取りの体力勝ち？。困った熱狂篠原ファン１。
客入れ：当日券。通路前、小さい補助椅子１列(24?)。前後通路、座布団席は今回なし
とまだ余裕あり。ロビーはたくさんの花で蒸せ香るよう。開演前注意アナウンス。
「まもなく開演」でなく「開演です」ですっと暗転開始。スマートでプロの仕事印象。
折り込みパンフなし。物販。パンフ（A4変形 45ページ 1200円) 月齢をあしらった
凝った表紙。裏表紙が本来のデザインでない、12/13から取り替える(会場か郵送）の
折り込みあり。なんでしょ。ほか著作、ＤＶＤら関連品販売。
岩松了 次回予定。5月スズナリで、待望のプロデュース公演。9月劇団・円の作・演出。
折り込みパンフなし。物販。パンフ（A4変形 45ページ 1200円) 月齢をあしらった
凝った表紙。裏表紙が本来のデザインでない、12/13から取り替える(会場か郵送）の
折り込みあり。なんでしょ。ほか著作、ＤＶＤら関連品販売。
岩松了 次回予定。5月スズナリでプロデュース公演。9月劇団・円の作・演出。
竹中直人の会、最高作。90年代小劇場演劇にとっても忘れることができない、傑出
舞台再演。初演と同じく、桃井かおりが姉役で出演。
舞台。初演と一緒。半地下のリビング。どこかロッジ風。上手、1/4大きくカーテン
で囲われ。正面、スリット窓から戸外、玄関からの階段廊下。下手、孤を描いて
上がる階段一部。本棚を挟んで下手側にバス・トイレ部屋がある設定。手前、下手
壁際に机、ミニコンポら。
お話。若い妻と暮らしている民男の家に、問題を起こして教職をやめた姉が泊まって
いる。民男と幼なじみのエリート・サラリーマンとその婚約者が訪ねてきている。
気が高ぶっている姉に周囲は刺激され、関係は赤裸々に、そして歪んでいく。
よりスリリングな再演。隠された微妙な人間関係、ちらりとみえる強烈な愛憎。
のぞきみた渦潮に巻き込まれるよな、危うい魅力にくらくらねこ。男を誘い、女の
不安を掻き立てる姉役・桃井かおり。孤独の痛みを狂おしく照射するサラリーマン・
婚約者役・坂井真紀。リアルで繊細な演技をしながらも、なんとも言い難い念波を
強力に発散する２人◎。破滅型ながら愛情や生にすがる姿は、欲望〜ブランチを
改めて連想させ、ふーむねこ。
周囲も強力。姉と離れがたい愛憎で結びつく弟役・竹中直人。スピッツな哀しさ、
秀逸。サラリーマン役・北村一輝。無意識の不謹慎さを隠せない、これも哀しい
優男、好演。若妻役・篠原ともえ。疎外感を無口な自閉顔に、口よりも目で訴える姿
が健気。自然体の演技も○。
［月間一覧］
|