＠代々木八幡 青年座劇場(2010/12/16-23 11ステージ)
http://www.seinenza.com/
全自由席 一般3800円 前売3500円
作：大正まろん[流星倶楽部] 演出：寺十吾[tsumazuki
no ishi]
照明：中川隆一 音響 ：長野朋美 舞台監督：澁谷壽久、加瀬貴広
イラスト：内田松里 デザイン：佐々木静花 写真撮影：川上祥爾
企画・製作：野々村のん
出演：
野々村のん ：女一 藤枝七生（長女 コタツから出られない）
高村圭[Mカンパニー］：女二 藤枝千歌（次女 東京に住む バツイチ）
渥実れい子 ：女三 藤枝セツ（母）
山像かおり[文学座] ：女四 宇津井基子（長女の会社同僚）
久松夕子 ：女五 女一の祖母
橘あんり ：女六 三島（セツの職場同僚）
加藤満 ：男一 田口優也（女二の婚約者 バツイチ）
綱島郷太郎 ：男二 浅川（女四の上司）
2010/12/22（水）晴 7:02-9:00PM（1'57)前方中央 客席満員(100人)
客層：町内会に老若男女幅広く、女性過半数。
客入れ：ロビーで甘くない大人向け甘酒の振る舞いあり。整理番号なし、開場時10人
ほど。中央が見やすいと誘導(その通り)。ひな壇にパイプ椅子8列。部屋装置の左右に
庭装置が広がるけど、前方よりでも大丈夫。折り込みチラシ少々。パンフ オール
カラー A5 3ページ。稽古場写真背景、文章なし。物販。寺十さん演出のラジオドラマ
CDなど販売。カーテンコール 演出込みで2回1分。とてもいい匂いのカーテンコール
でお腹が空いたねこ。
大阪×名古屋の作演出にて。
舞台。一軒家のお茶の間と庭。中央、玄関とこたつ。上手に離れ廊下と物干し、
下手に立ち木、落ち葉のある殺風景な小庭。
お話。その家のキャリアウーマンだった長女は引きこもり、なぜかコタツからでると
発作を起こすという難儀。よほーにくれる、血の繋がっていない妹とその婚約者、
休職中の会社同僚とのやり取りから、それぞれの事情がみえてくる。
生きていく苦しみ、痛みを直視し、しっかりと描いた充実作品。それぞれの溝が語る
ことで埋まり、傷は残っても癒されていく。反目しあう姉妹ら、底に通う慈しみが
感じられる演技にしみじみするねこ。濃い関係性をほどよい緊密感をもって演じた
アンサンブルも○。コタツの呪縛から逃れようとする、野々村のんさんの演技がもの
凄く、鳥肌ねこ。
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