＠初台 新国立劇場オペラ劇場(2010/10/9,12,15,19,22 5ステージ)
http://www.nntt.jac.go.jp/
S席21000円 A席15750円 B席10500円 C席6300円 D席3150円 Z席1500円
作曲：リヒャルト・シュトラウス
指揮:ラルフ・ヴァイケルト 演出:アウグスト・エファーディング
美術・衣裳 ： ヨルク・ツィンマーマン 振付：石井清子 再演演出：三浦安浩
舞台監督：大澤裕 管弦楽：東京フィルハーモニー交響楽団 芸術監督：尾高忠明
出演：
エリカ・ズンネガルド ：サロメ
スコット・マックアリスター：ヘロデ
ハンナ・シュヴァルツ ：ヘロディアス
ジョン・ヴェーグナー ：ヨハナーン
望月哲也 ：ナラボート
山下牧子 ：ヘロディアスの小姓
大野光彦 ：5人のユダヤ人1
羽山晃生 ：5人のユダヤ人2
加茂下稔 ：5人のユダヤ人3
高橋淳 ：5人のユダヤ人4
大澤建 ：5人のユダヤ人5
大沼徹 ：2人のナザレ人1
秋谷直之 ：2人のナザレ人2
志村文彦 ：2人の兵士1
斉木健詞 ：2人の兵士2
岡昭宏 ：カッパドキア人
友利あつ子：奴隷
2011/10/22(土) 曇 3:03-4:57PM(1’45)2F上手 客席8割？(1500?人)
客層：大人客席、女性過半数。
客入れ：2Fは6割程の入り。折り込みチラシ B5両面 配役、あらすじ。
物販。パンフ B5 42ページ 1000円。読み物充実。休憩時間がないとスッと観られて
○。 カーテンコール2回9分。ちょっと長すぎ。
レパートリー上演。
舞台。ダークな一面。カボチャ型の屋根をもつエアドーム、が宮殿設定。
前方にでかすぎな、ガラス天板の古井戸。
お話。ユダヤ王・ヘロデの姪で、その妻ヘロディアスの娘・サロメ。王から踊りを
熱望され、その報酬として予言者・ヨハナーンの首をもとめる。
ぽっきり1時間45分・休憩なしで、濃厚Ｒ・シュトラウス歌劇体験。主な登場人物は
変態揃い、いずれも肉感的に嫌らしく演出。ヘロデ王は欲情に駆られ、小心なそこら
のオヤジ然。サロメはむっちりみえっぱり。細身キャラのイメージがあったけど、
こちらは熟女なりかけ。始めはストイックに黒服女子、ついで脱いだら凄いんですと
ベールのストリッパーに突変して豊満な身体をみせ。ブラも抜いて放り投げるという
、オヤジ大喜びの嫌らし演出。ラストはすっかりいってしまった狂気哀しい
おばさん然。と、いろいろと楽しませてくれ。そんなサロメを演じるエリカ・ズンネ
ガルドさん。歌唱は、しなやかで艶っぽく、力強くて手応え十二分。
ほか、ヨハナーン役・ジョン・ヴェーグナーさんの骨太な歌唱が、とち狂った周囲
とのギャップいかにもで○。全体ストイックな演出で音楽とキャラを引き立て。
恐れる傍観者として小姓？役を常駐させ、民衆、観客の目となって効果。
オケが好演。色彩感溢れる豊潤な音色をもってダイナミックに奏し。ええ感じに
熟れた果実ないい香りがしそうで、音楽単品でも堪能しちゃうねこ。
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