＠初台 新国立劇場オペラ劇場(2012/3/8,11,14,17,20 5ステージ)
http://www.nntt.jac.go.jp/
全指定 S席21000円 A席15750円 B席10500円 C席6300円 D席3150円
作曲：リヒャルト・ワーグナー
指揮：トマーシュ・ネトピル 演出：マティアス・フォン・シュテークマン
美術：堀尾幸男 衣裳：ひびのこづえ 照明：磯野睦 舞台監督 ： 村田健輔
合唱指揮 ： 三澤洋史 合唱：新国立劇場合唱団 管弦楽：東京交響楽団
芸術監督：尾髙忠明
出演：
ディオゲネス・ランデス ：ダーラント
ジェニファー・ウィルソン：ゼンタ
トミスラフ・ムツェック ：エリック
竹本節子 ：マリー
望月哲也 ：舵手
エフゲニー・ニキティン：オランダ人
2012/3/11(日)晴 2:03-5:02PM(55/休27/91)2F下手 客席ほぼ満席(1800人)
客層：大人客席、男女半々。
客入れ：震災黙祷なし。チラシは劇場置き。パンフ B5両面。物販。パンフ B5 1000円
終演後バックステージスツアー募集(30人 200円)。
カーテンコール2回6分。
舞台。横方向に移動式の船殻デッキ、上手に穂先なロープ。真正面、そこに突っ込ん
だ形のかじが見える巨大船首。背景が航海図、彼方に海原な幕。
お話。永遠に海を彷徨う呪いをかけられたオランダ人船長。夢幻の中にみた船長に
恋い焦がれた娘ゼンタは犠牲的な愛によって彼を救う。
悶悶もどかしいお話を、ごりごりっと力強く明快な演出で描く。久々のワーグナー
音楽を、メリハリある指揮とオケで聞くねこ。ぎゅっと詰まったところに息苦しさを
感じつつ、堪能。合唱団の統制と迫力、船長役、尻上がりに好調の娘ゼンタ役の歌手
とも、攻め基調の歌唱もまた。演出はスライド機構を生かすけど、ちと平板。合唱と
モブの動きは大人数ならではの迫力。細かいとこで工夫あり。糸車と船の舵、部屋と
船殻の形が呼応、女工達が彼女の分身となったりとか。娘の幻視を演劇的に表現して
判りやすし。
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