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 新国立劇場制作 オペラ「オテロ」

 @初台 新国立劇場オペラ劇場(2012/4/1,4,7,10,13 5ステージ)
 http://www.nntt.jac.go.jp/
 全指定 S席26250円 A席21000円 B席14700円 C席8400円 D席5250円
 Z席1500円(抽選及び当日販売) 当日学生割引(D・Z席を除き全席半額)

 全4幕/イタリア語上演/字幕付 原作:ウィリアム・シェイクスピア
 台本:アッリーゴ・ボーイト 作曲:ジュゼッペ・ヴェルディ
 指揮:ジャン・レイサム=ケーニック 演出:マリオ・マルトーネ
 美術:マルゲリータ・パッリ 衣裳:ウルスラ・パーツァック
 照明:川口雅弘 再演演出:江尻裕彦 合唱指揮:三澤洋史
 音楽ヘッドコーチ:石坂宏 児童合唱指導:掛江みどり
 舞台監督:大澤裕 合唱:新国立劇場合唱団 児童合唱:世田谷ジュニア合唱団
 管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団 芸術監督:尾高忠明
 制作:新国立劇場 2009年9月20日新国立劇場プレミエ
 出演:
 ヴァルチル・フラッカーロ:オテロ
 マリア・ルイジア・ボルシ:デズデーモナ
 ミカエル・パパジャニアン:イアーゴ
 松位浩  :ロドヴィーコ
 小原啓楼 :カッシオ
 清水華澄 :エミーリア
 内山信吾 :ロデリーゴ
 久保田真澄:モンターノ
 タン・ジュンボ:伝令

 2012/4/7(土)晴 2:03-4:56PM(67/休28/69)2F下手 客席8割?(1500?人)
 客層:中年層中心に幅広く。女性過半数。
 客入れ:当日券不明、ぽつぽつ空席。物販。筋書1000円。
 4:47PM終演、カーテンコール3回9分。

 新制作の再演。
 舞台。本水を湛えた運河装置。橋梁、桟橋を巡らして蜘蛛の巣状通路。中央にレンガ
 の小部屋、回って寝室ら見せつ、周囲街路を屋敷内に見立てたり。上手に三階建て
 レンガ家屋が並び。

 お話。ムーア人の将軍オセロ。部下のイアーゴの奸計にかかり、妻デズデモーナの
 貞節を疑い殺害。真相を知ってまもなく、自ら命を絶ってしまう。

 鮮やかな演出、バリバリ効かせる歌唱とオケ、旨い焼肉を頂いた気持ちですねこ。
 本火と本水を使用、後者は水面の色合いら移ろわせて、心象ムーディ。踏み外すと
 墜ちるよな入り組んだ通路装置は、トラップのよう。うざったい異邦人・オテロを
 狩り立てるイアーゴのたくらみを映し。オテロの妻殺しの動機が嫉妬だけに見えて
 ピンと来ず。妻の父の反対を押し切り婚、裏切った娘への父の呪詛とオテロへの警告
 場面ら、前段がないためかしらん。

 男性歌唱はトランペットとよく響き、デズデーモナの哀れさを際立たせ。豊かな心情
 表現、美人とボルシ ポイント高し。合唱団はいつもながら高水準。もとより
 メリハリ効いた東フィルだけど、更にバリバリ〜リリカルまでダイナミックレンジ
 広く鳴らして、ご満足たいねこ。

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