[前頁] [ホーム] [一覧] [次頁]

 シス・カンパニー 朗読「宮沢賢治が伝えること(4回目) 宮沢りえ、松尾スズキ、段田安則」

 @三軒茶屋 世田谷パブリックシアター(2012/5/9-6/3 42ステージ中1ステージ)
 http://setagaya-pt.jp

 出演:
 松尾スズキ(上手)、宮沢りえ(中央)、段田安則(下手)

 データは初回レポート参照。麻実→宮沢、平→松尾、段田 配役。

 2012/5/23(水)晴 7:03-8:07PM(1'04)2F中央 客席ほぼ満員(650?人)
 客層:幅広年齢層、男性3割、癖のありそうな方多め。
 客入れ:カーテンコール1回。さっくり拍手止み。

 33人の演劇人による賢治作品朗読イベント、4回目ねこ。
 
 出自、演技スタイルが異なる3人の座組。センター、宮沢えり様。鈴が鳴るような
 キレイ、ほんのり甘い香りがしそうな声。そして真っ直ぐな瞳が魅力。「料理店」
 の注意書きでは凛とした少年の声に転じ。これは「よたか」も同じく。
 澄んだ内面を伺わせるけど、哀れさも透明に昇華されてしまって、うーんねこ。
 稲作挿話の教師(賢治)が一番しっくりしたねこ。

 松尾さん。終始猫背、ちょっと居心地が悪そう?な佇まい。低体温で誠実に語り。
 「料理店」の紳士の「もう疲れたよ」「ダメだよ」が本音っぽくて、今回
 唯一の笑いが上がり。「雨ニモマケズ」では負けそう、でも結構しぶといかも。
 ぐっと抑制してるけど、有り様や動きは一番面白く見られたねこ。

 段田さんは8日ぶり。より濃口な芝居となり。声が通るので気持ちよく聞け。

[月間一覧