＠池袋 シアターグリーンBOX in BOX THEATER（2012/8/16-20 5ステージ）
http://www.theater-green.com/
全指定 前売3000円 当日3500円
企画発案：中井美穂 http://alii-inc.co.jp/green-nakai/
舞台監督：坂野早織 舞台監督助手：村西恵 舞台美術：大泉七奈子
音響：星野大輔（サウンドウィーズ） 照明：南香織 映像記録・写真：篠原雄介
票券：荘司雅子（オフィス・ＲＥＮ） 制作：オフィス・REN 宣伝美術：園田昭彦
プロデューサー:朝比奈文邃(シアターグリーン支配人／アリー・エンターテイメント
代表) アシスタントプロデューサー・総合演出：今村圭佑（Mrs.fictions/アリー・
エンターテイメント） 企画協力：池袋シアターグリーン
主催・企画製作：株式会社アリー・エンターテイメント
水素74％スタッフ
作・演出：田川啓介 音響デザイン：池田野歩 演出助手：得地弘基（お布団）
衣裳：正金彩（青年団） 制作：堤 佳奈（青年団）
出演：
近藤強 [青年団] ：太郎（師匠）
折原アキラ[青年団] ；二郎（弟子）
浅野千鶴[味わい堂々] ：秋子（太郎の娘）
2012/08/16（木）晴 4:01-5:17PM（1'15）前方下手 客席4割（40人）
客層：20-30歳代、中年層とりどり。女性過半数。
客入れ：通常客席 ひな壇に6列。開場時数人、ぽちぽち半分ほど埋まり。
折り込みチラシそれなり。折り込みパンフ A5 3ページ。挨拶、スタッフ、参加団体
毎演目。物販。台本500円。次回公演。10/31-11/7「バラバラ姉妹に憐れみを」＠
こまばアゴラ。カーテンコールなし。
演劇ファンのアナウンサー・中井美穂企画。「師匠部屋」で「落語」がお題。
舞台。斜に置かれた典型的和室・奥の間。手前に庭設定、縁側と下手に渡り廊下。
部屋内。上手に格子窓、隣室との戸、正面下手に引き戸。床の間に掛け軸、棚には
なにもなし、上に神棚。
お話。山鹿の一軒家に住む、師匠とその弟子。なんの筋かわからないけど、師弟と
いうより主人と奴隷な関係。別れた妻の元にいた師匠の娘が相談事にやってきたこと
から、二人の関係がすれ違いはじめて…。
利己的過ぎる愛情の三角関係、心変わりと裏切りの簡単な繰り返しに笑うねこ。
支配、卑属の歪んだ欲望に、自分大事の安いわがまま。我を通してはすれ違いで
ずっこける。哀しいという呆れて笑うしかなし。エリートな青年団の二人が
愚か者を、キュートな浅野さんが悪女をつう、意地悪な配役が面白く。「落語」の
スタイルはどこにもないけど、どうしようもない人間のありさまを描いて、通底。
オチはないけど、奈落がまっていそうな暗転（でカーテンコールなし）にニヤリ笑い
ねこ。
アフタートーク 5:19-5:33PM（14）20人ほど居残り
田川啓介、中井美穂
記憶を箇条書き、不正確なことは言わずもがな。
田川（タイトル）薔薇の花言葉は愛情。落語に疎くて、色々見聞きしたが、落語その
ものより、落語は業の肯定だと書いてあった立川談志の本が参考になった。
しょうがないというその精神を劇化しようと、愛情のごり押しとすれ違い。
そこから三角関係とした。
（師匠の部屋）決められて大変だった。師弟関係のイメージがない。尊敬して敬語は
使ってはいるが、みんな意見を言い合ったり対等で、垂直の関係がない。だから
劇中の師弟はタメ口で喋る。イメージがないので、師匠っぽい服として、弟子は
ランニングシャツとした。何を教えているのかも、ぼやぼやとしていている。
（近藤さんが柔道の篠原さんに似ているので最初スポーツかと思ったが、なんか
わからない）近藤さんが自分の師匠のイメージ。二の腕が太くて、色黒。弟子は
なよなよしていて、折原さんは骨格がない感じ。
（当て書き）浅野さんが、村上かつら（漫画家）が好きだというので、それっぽく。
魔女？ぽく（魔性の女という）。見た目から
（なにもない美術が面白い。棚とかいろいろあるのに掛け軸だけ。他の劇団は
いろいろ置いたり、装置をつくっている）落語じゃないないなと。最初は机を
真っ直ぐにしてやろうかと（それが落語のイメージ）傾けたらどうかとスタッフに
聞いたらのぞき見してる感じと言われた。
（業の深い人がでてくる）それが自分なりの落語（ダメな人達はどう創られるのか。
自分はでてくるのか）全部自分、それは毎回同じ。相談する相手がいなかったので
間違ってばかり。間違っている自覚がある。間違った就職のエピソード。
（次回）家族は血が前提でならない時代になってきた。それで姉妹が不安になると
いう舞台。
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