＠三軒茶屋 シアタートラム(2012/11/5-25 24ステージ)
http://setagaya-pt.jp/
ほぼ指定席・通し番号付入場引換券 一般5700円 高校生以下2850円
U24 2850円 友の会会員割引5200円 せたがやアーツカード会員割引5400円
作：川村毅 演出：白井晃 美術：松井るみ 照明：齋藤茂男 音響：鹿野英之
衣装：高木阿友子 ヘアメイク：佐藤裕子 演出助手：豊田めぐみ
舞台監督：田中直明 宣伝美術：近藤一弥 主催：公益財団法人せたがや文化財団
企画制作：世田谷パブリックシアター 後援：世田谷区
平成24年度文化庁優れた劇場・音楽堂からの創造発信事業
平成24年度（第67回）文化庁芸術祭参加公演
出演：
池田鉄洋[猫のホテル]：F
田山涼成：O
須賀貴匡：U
高橋一生：R
野間口徹[親族代表]：男
2012/11/07(水)晴 7:02-9:11PM(2'08?)センターより最前 客席7割(130人？)
客層：20-30歳代中心に幅広く、女性8割。
客入れ：受付で番号札と交換。注意書きに座席はなし、劇場の付帯設備を使って
番号が書かれた場所に自分で席をつくるなど。舞台と客席の区別のない平土間形式。
スタッフ誘導あり。結構みんな好き好きにし。女子はスカートでない方が気楽。
荷物預かりは入口であり。折り込みチラシは終演後、パンフなし。
物販。パンフ B5 24ページ 1000円。戯曲本1300円ほか。 カーテンコール2回1分。
リーディング公演(2011年11月)等経ての完成原稿上演。
会場舞台。上記のよう平土間、舞台と客席の設置なし。役者と観客で作り上げ。
バトンを下げて、おなじみの蛍光灯を配して、閉ざされた部屋設定。音響を含めて
効果が施され。
お話。なぜどうしてかは明かされないが、未決囚を巡り、裁判員、法務大臣と刑務官
ら死刑制度に関わる人達が思いの丈を延べ、問答を交わす。状況をみながら、役割を
変えもする。
世界を立ち上げ、共同するに粋な演出。劇場史、ねこの観劇記憶にも長く残りそう。
リーディングの初稿にないニューカマー、5人目の男が登場して、謎めきつ、物語を
深耕。たっぷりのモノローグ台詞はフランクも折折で詩的、闊達で美しい。語ること
で心をほぐし、深く分け入っていく感が魅力。ほぐされるのは登場人物・役者のみ
ならず観客もまた。会場設定始めて、敷居が低いというか、なくす趣向が助けとなり。
個々役者と物理的にも、心情的にもこんな近づけたことはなし。無関係な、でもそう
ではない、人が人を裁けるのかという命題にも同様。白井さん機会をくれたことに
感謝をしたいねこ。
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