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 新宿梁山泊 第52回公演「ジャガーの眼」

 @新宿 花園神社境内特設紫龍テント(2014/6/14-22 9ステージ)
 前売 階段指定席4500円 桟敷自由席3500円 当日+500円 学生席(桟敷のみ)
 前売当日共2800円

 作:唐十郎 演出:金守珍 照明:泉次雄+ライズ 美術:宇野亜喜良
 美術助手:野村直子 舞台装置:大塚聡十百八竜 劇中歌作曲:大貫誉
 音響:N-TONE 振付:大川妙子 殺陣:佐藤正行 宣伝美術:宇野亜喜良、
 福田真一 主催・企画:新宿梁山泊事務所
 出演:
 大鶴義丹 :田口
 広島光  :扉
 渡会久美子:サラマンダ
 大鶴美仁音:少年
 水嶋カンナ:くるみ
 申大樹  :しんいち
 小椋麗華 :夏子(6/18~20)、主婦、看護婦(6/14〜17、6/21〜22)
 森永理科 :夏子(6/14~17,6/21〜22)、主婦、看護婦(6/18~20)
 金守珍  :Dr.弁
 三浦伸子 :マダム、老婦長

 格清俊光:一の戸(Aチーム)、ポーラのセールスマン、住人1(Bチーム)
 小林由尚:一の戸、住人1(Bチーム)、ポーラのセールスマン(Aチーム)
 山田浩市:二の戸(Aチーム)、住人3(Bチーム)
 加藤亮介:二の戸(Bチーム)、住人3(Aチーム)
 寺中寿之:住人2、五の戸(Aチーム)、住人7(Bチーム)
 染野弘孝:住人2、七の戸(Bチーム)、住人7(Aチーム)
 清水修平:父親(Aチーム)、住人5、六の戸(Bチーム)
 島本和人:父親(Bチーム)、六の戸、住人5(Aチーム)

 2014/06/19(木)曇 7:05-9:45PM(46/休11/42/休11/47)前方下手 客席満員(260?人)
 客層:中年層最多。子供連れ、学生〜じじばばまで幅広く。男女半々。
 客入れ:開場時不明。自由席・座蒲団桟敷7列、指定席・ひな壇座椅子7列+補助椅子。
 本作水対策はなし。空席誘導随時。折り込みチラシ少々。パンフ A4 3ページ。扇田
 昭彦氏寄稿。判りやすいあらすじ。物販未確認。カーテンコール 1回3分。

 状況劇場以来再演を続ける作品。初演と同じくDr弁役を金守珍、唐十郎の異母兄妹
 大鶴義丹、美仁音出演もお楽しみ。

 舞台。二つと隣家。後中央に路地の奥行き。
 お話。移植され、三度生き返る角膜。憑依された青年の元、角膜のかつての持ち主の
 恋人が現れ、冒険の旅へと誘う。まった、その女は幸せのリンゴ探索を探偵に依頼。
 そして探偵の前に立ちはだかる男、車椅子には探偵が愛した人形を伴い。あれやこれ
 らの光景を、角膜が移植されたジャガーの眼は取り込んでいくのだった。

 面影を追い、錯乱する妄想のスペクタクル。唐直系らしい上昇気流とリズム。
 宇野亜喜良美術を加え、耽美なリリシズムを加えた独特。楽しみ、義丹・探偵田口。
 進むにつれ堂々、愛嬌あるダンディぶりが魅力。2008年唐組公演に続いて少年役の
 美仁音。若き日の唐十郎写真な容姿。輝く瞳と放たれる熱気にまいって仕舞うファン
 ねこ。Dr弁・金守珍は大暴れ、お客喜色満面。三浦伸子マダムの貫禄怪演、そして
 水嶋カンナの艶やかに弾む歌唱が印象。

 
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