＠下北沢 本多劇場（2013/2/21-3/3 13ステージ）
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全席指定 前売り6500円
＠大阪 梅田芸術劇場シアター・シアターシティ 3/9-10 3ステージ
作・演出：G2 美術：中根聡子 照明：小川磯雄 音楽：和田俊輔
音響：内藤勝博 衣裳：前田文子 演出助手：山田美紀 舞台監督：榎太郎
宣伝美術：天堤千砂子 制作：尾崎裕子、藤田早苗 プロデューサー：大西規世子
製作総指揮：Ｇ２ 主催・企画製作：ジーツープロデュース
出演
久保酎吉 ：倉橋十四郎（父）
山内圭哉 ：倉橋一朋（長男）
片桐仁［ラーメンズ］：倉橋銀二（次男）
大和田美帆：倉橋三菜子（娘）
久ヶ沢徹 ：倉橋十六郎（倉橋家親類 いとこ）
菅原永二 ：石井（巡査）
吉本菜穂子：佐奈恵（隣家の葬儀屋）
岩井秀人［ハイバイ］：三池（弁護士）
中川智明 ：黒崎（シロアリ駆除屋）
2013/02/22(金）晴 7:05-9:01PM（1'54）最前方 客席ほぼ満員（370人）
客層：20-30才代と中年層。女性過半数。
客入れ：折り込みチラシそれなり。パンフなし。物販。パンフ A4 1500円。対談、
上演記録収録。 カーテンコール2回2分。
けじめ、区切りの最終公演。本プロデュースシリーズは、種々作家作品と役者芝居で
毎回楽しませてもらったねこ。
舞台。コンクリート邸宅。中央から上手に池（本水）のある中庭。同下手に応接間。
スクエアなソファセット。庭側には離れ部屋あり、屋根向こうに電信柱。
お話。大規模開発で潤う村落、リーダー格の科学者・最近まだら呆けの邸宅。
長男は開発に反対して、罪を問われて逃亡中。そこに万が一に遺書を開封との命を
帯びた弁護士がやってくる。条件は兄妹が全員揃うこと。一計を案じた娘と叔父は
替え玉作戦を試みる。思わぬことから日本の命運を握ることになる家族を描く
コメディ。
笑いにできない時事問題をコメディにした力こぶ公演。家族・兄妹を取り巻く周囲は
人の数だけ秘密と思惑ありの道具立てで混戦。家族が巻き込まれてスクリューボール
、とち狂ってナンセンスと、題材の生々しさを笑い飛ばし。ドライな枠組みで、
中身はしっとり家族の確執劇として、時事によらず共感できるものとし。
自分たち（国家も含む）のことばかりの小さき視点と、世界に思いを巡らす祖父の
広い視点を相対するラストに感じ入るねこ。
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