＠小竹向原 アトリエ春風舎（2013/5/15-19 7ステージ）
予約・当日2000円
脚本・演出：マキタカズオミ 舞台美術：濱崎賢二[青年団] 舞台監督：西山みのり
照明：井坂 浩[青年団] 音響：星野大輔 制作：堤 佳奈[青年団]
出演：
森岡望[青年団] ：佐伯里奈（喫茶店主 夫が失踪中）
伊藤毅[青年団／643ノゲッツー]：岩波修介（喫茶バイト）
海津忠[青年団] ：川尻慶太(巡査 里奈幼なじみ)
齋藤晴香[青年団]：一瀨成美(里奈を訪ねてくる女)
寺井義貴[ブルドッキングヘッドロック]：福光明(喫茶客）
石松太一[青年団]：日高武(里奈の事故加害者)
芝博文 ：寺田勝己（巡査 川尻後輩）
江原大介[elePHANTMoon]：鶴崎健吾(フリーライター)
2013/05/16(木)曇 7:33-9:06PM(1'33)後方中央 客席超満員(35人)
客層：20-30才代中心、演劇ファンと演劇仲間。男性過半数。
客入れ：開場時数人。椅子4列。折り込みチラシそれなり。パンフ A5 3ページ。
物販なし。カーテンコールなし、拍手なし、終演後コーヒー無料サービスあり。
初見、旧作掘り起こしの新作とか。
舞台。かっちりと造り込まれた、リアル街角喫茶。明るい白木の床と壁。
上手カウンター、中央と正面窓際に椅子とテーブル。下手にレジと入口ドア。
お話。夫が失踪した後、喫茶を細々営む女性。幼なじみで片思い叶わない警官が
時折やってくる。夫の浮気相手、自殺名所を取材にくるライター、女性に怪我を
負わせた償いに日参する男性ときな臭い事情が次第に現れてくる。そして思いも
掛けない惨禍がやってきて。
どん底へゆるく始まって、急降下。突然の登場人物、不穏な気配にニヤリ、
ピリピリ、ドキドキしながら観る残酷絵巻。裏表があるというか、露わになると
キッパリと裏表なしのクズ人間ぞろい。気持ち悪いけど笑っちゃう、なんも共感を
感じさせないとこが○。暴力が愛でできているということだけど、湿り気のない
狂いっぷりで描いてて好感。
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