＠下北沢 本多劇場(2013/8/1-11 4ステージ)
http://www.honda-geki.com/honda.html
全指定 一般8400円 学生6300円
＠新潟 新潟市北区文化会館 8/18 1ステージ
＠山形 シベールアリーナ 8/19-20 2ステージ
＠宮城 仙台市青年文化センター 8/21 1ステージ
＠岩手 久慈市文化会館アンバーホール 大ホール 8/25 1ステージ
＠福岡 大野城まどかぴあ 8/29 1ステージ
＠広島 廿日市さくらぴあ 8/30 1ステージ
＠兵庫 兵庫県立芸術文化センター 9/1 1ステージ
＠金沢 北國新聞赤羽ホール 9/2 1ステージ
作・演出：渡辺えり 音楽監督・作曲：近藤達郎 テーマ曲作曲：中川晃教
美術：松岡泉 照明：宮野和夫 音響：藤田赤目 衣裳：田中洋介
ヘアメイク：馮 啓孝 振付：村本すみれ 殺陣：大道寺俊典
ヴォイストレーナー：深沢敦 舞台監督：野口毅 宣伝写真：関口照生
デザイン：ベターデイズ 制作：藤野和美 製作：㈲おふぃす3○○
出演：
中川晃教：水原凡平
高岡早紀：水原浪子
稲荷卓央[唐組]：北里修
渡辺えり：東野笑子
馬渕英偲可：木ノ下朝子
田根楽子：カルラ・雅子オバサン
土屋良太：広瀬卓三(学者)
林田航平：清田望(助手)
佐川守正：福島正夫
藤本沙紀：福島綾子
宮島朋宏：福島次男
川ロ龍 ：福島和夫
石田恭子：演出助手(小林一子)
小倉卓 ：音響・照明(中野和夫)
奥山隆 ：舞台監督(野ロ武雄)
金宮良枝：振付師(金田美代子)
形桐レイメ：新郎マコト
Kiyoka ：新婦ミチコ
小出奈央：鈴木香
石山知佳：高橋めぐみ
泉佑里奈：加藤しのぶ
栗山絵美：会田加代子
十倉彩子：今野淳子
佐藤友紀：牧野薫、
大鶴美仁音：小暮タ子
瑚海みどり：若林花
川波幸恵：熊谷ユキ子
若松武史：紅嶋小太郎
緑魔子 ：大女優
2013/8/1(木)晴 7:01-9:37PM(2'32)中段下手 客席8割(330人?)
客層：20-30才代女性と中年層。女性過半数。
客入れ：チラシ タウンページ並厚さ。パンフ A4両面。物販。パンフ A4 1200円。
DVD予約 4500円。ほぼ定時開演なので遅刻注意。カーテンコール2回＋推定中川
ファンの前方中心に1/4スタオベで3回目 4分。
渡辺えり待望の書き下ろし作品。彼女の演劇人生でであったすばらしい役者陣も
魅力。
舞台。折れた柱、遠く溶岩の山、床に彩色画のあるイタリアのポンペイオマージュ。
両脇に土手～ハの字の階段装置、上手にドラムセット、中央にキーボードを置き。
お話。噴火で廃墟と化したイタリア・ポンペイと、津波で被災した港町、地震・時震
から同じ名をも映画館で繋がる。そのきっかけはある旋律だった。宮城の漁師の
息子は祖父が残した楽譜を発見、その謎を追ってイタリアの廃墟となった劇場に
降り立つ。折しも音楽劇のオーディションが行われていて。
渡辺えり演劇、演劇そのものの素晴らしさ、楽しさ再発見。時空、人物、メタファー
が自在に重ねり交錯する渡辺作品らしい劇的構成、で頭わやわや。なれど、そこに
中川の輝く歌唱、音楽にすべて昇華、役者達の競演で思いの丈くっきり鮮やかに。
びっくりさせられたのは緑魔子。21世紀になっても全然変わらない。儚くて逞して、
可憐で人なつこい魅力。唐十郎の娘・大鶴美仁音と絡む、夢をみてるような場面あり
（少女仮面かと突っ込まれ）。生きててよかったねこ。同じく唐演劇直系の稲荷卓央
が鮮やかな台詞術、活力あるありさまとも◎。
ほかというには失礼な個性ある実力派、田根、高岡、若松、馬渕も楽しく。
渡辺が苦節30年の味噌屋社長役で、演劇人生と重ねるように苦楽を語り。なんか
人事だけど感じ入り、泣き笑いねこ。
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