＠下北沢 ザ・スズナリ(2015/12/16-29 20ステージ)
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前売 指定席5600円 自由席3600円 当日 指定席6000円 自由席4000円
作・演出・衣裳・振付：渡辺えり 美術：伊藤雅子 照明：宮野和夫
音響：藤田赤目 音響操作：鈴木三枝子 作曲：深沢敦 編曲：川本悠自
小道具：高津装飾 大道具：Ｃ-ＣＯＭ 舞台監督：金安凌平
宣伝美術：十倉彩子 宣伝写真：園田昭彦 宣伝ヘアメイク：新田美佐子
書：江上真吾 舞台写真：加藤英弘 記録映像：彩高堂西池袋映像
演出助手：太田衣緒 Ｗｅｂ制作：熊倉絵美 票券：後藤まどか
制作：川崎侑芽子 企画製作：おふぃす３００
出演：
渡辺えり：田中さん（田中まさ子・マサコ・かの子）
中嶋朋子：井森光子（麗子・レイコ・少女・一海・七海）
大沢健 ：水の人、男（のぼる）
谷川昭一朗：佐藤さん（佐藤晃）、田中かず夫（カズオ）
土屋良太：水の人、井森良夫（ヨシオ）
山崎清介：鈴木さん（鈴木誠）、井森徹夫（テツオ）
奥山隆：水の人、泉先生（フック船長）、男（丁稚）
谷口幸穂：水の人、田中その子、北風の子
石田恭子：水の人、鈴木沙織、まだら鯉
小出奈央：水の人、佐藤弓子、金の鯉
川口龍：水の人、南原コーチ（スミー）、男（丁稚）
岩崎浩太郎：水の人、男（丁稚）
熊埜御堂彩：水の人、菊子（ティンカーベル）
槽井美代子：水の人、男
深海里沙子：水の人、みどり（ピーターパン）
ふくい瑠美子：水の人、男
大須みづほ：水の人、さくら（ウェンディー）、男、銀の鯉
橘田美穂：水の人、直子
小川知：水の人
黒田歩：水の人、男、南風の子
町田達彦：水の人、男（丁稚）
アフタートークゲスト
12月17日：小日向文世
12月18日：中村獅童
12月19日：小泉今日子
12月21日：篠井英介、深沢敦、山崎ハコ
12月22日：大谷亮介、キムラ緑子、新納慎也
12月26日：中村勘九郎、宇梶剛士
12月28日：宇梶剛士
2015/12/29(火)晴 2:16ｰ4:27PM(2'08)中段上手 客席超満員(160人？）
客層：大人より、20才代と中高年。女性過半数。
客入れ：桟敷3列、雛壇に椅子10列。通路が入口側だけの一杯客席。
折り込みチラシそれなり。パンフ B5 3ページ。物販。台本売り切れ 予約販売。
カーテンコール1回7分。出演者全員紹介。
1997年初演作再演。
舞台。正面奥に二階建ての蔦が絡まる廃屋。上手クランク階段から2階、下手客席側
までぐるり回廊。上手手前の入口、回廊上手と下手に不可思議な植物。床は中途で
一段落ち、下手に大きな蓋がされた土管井戸。
お話。井森家で娘の葬儀が始まろうとしていた。娘が落ちた古井戸は進化の路を
違えたパラレルワールドへの入口、そこで娘は再び生を得ていた。彼女と原始から
主婦だった田中おばさんがすれ違い、交差する。
夢が開き、四方に飛び散り、また拡張を繰り返す。華やかでエネルギッシュで、
だから寂しさが愛おしく残る夢幻の物語。世界が変わり、1人多役での千変万化の
舞台が後半につれ、まあすごい。この物語る力というか、ノリの良さはさすが
渡辺えりと圧倒され楽しむねこ。メタな構造ならではつっこみし甲斐のある
面白さ。大きな物語の中、小さな人の心理を鮮やかに描き。大様な渡辺えりと
細心な中嶋朋子の好対照がよく活き。手立ての脇役が個性を発揮して楽しませ、
アンサンブルがよく動いてと、嬉しい再演となり。
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