＠三軒茶屋 世田谷パブリックシアター(2013/09/05-24 18ステージ)
http://setagaya-pt.jp/
全指定 一般 S席7500円（1階2階席センター）A席5000円（2階席サイド）
B席3800円（3階） 高校生以下 一般料金の半額 友の会会員割引 S席7000円
せたがやアーツカード会員割引 S席7200円
＠兵庫 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール 9/28-29 2ステージ
＠豊橋 穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール 10/5 1ステージ
＠札幌 札幌市教育文化会館 大ホール 10/9 1ステージ
作：バーナード・ショー 翻訳:中川龍一／小田島雄志 演出:鵜山 仁
美術:乘峯雅寛 照明:中山奈美 音響:清水麻理子 衣裳:原まさみ
ヘアメイク:鎌田直樹 演出助手:稲葉賀恵 舞台監督:北条孝
主催:公益財団法人せたがや文化財団 企画制作:世田谷パブリックシアター
後援:世田谷区 平成25年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業
出演：
笹本玲奈 :ジャンヌ
今井朋彦 :ウォリック(イギリスの伯爵)
伊礼彼方 :デュノア(オルレアンの私生児)
大沢健 :シャルルの小姓/ラドヴニュー(修道士マルタン)
浅野雅博 :シャルル(フランス王太子のち国王)
馬場徹 :ジル・ド・レエ(青髯と呼ばれる廷臣)
石母田史朗：デュノアの小姓、ド・クールセル(教会参議官)
金子由之 :プーランジェ(フランスの将校)、ジョン・デスティヴェ(告発官)
今村俊一 :ジョン・ド・ストガンバー(イギリスの従軍神父)
酒向芳 :賄方/イギリス兵
石田圭祐 :ランスの大司教
新井康弘 :ラ・イール(フランス軍隊長)、フロックコートの紳士
小林勝也 :ラ・トレムイユ(侍従長)、死刑執行人
中嶋しゅう:ロペール(領主・将軍)、ジョン・ルメートル(審問官)
村井口夫 :コーション(フランスの司教)
場割
第一場… 1429年、ヴォークルール城内
第二場… 1429年3月8日、トゥレーヌのシノン
第三場… 1429年5月26日、オルレアン
第四場… 1429年、イギリス軍陣営のテント
第五揚… 1429年7月17日、ランス大聖堂
第六場… 1431年5月30EI、ルーアン城内
エピローグ… 1456年6月、シャルル七世の離宮
2013/09/08(日)雨 1:00-4:14PM(1'13/休15/1'44)1F前方中央 客席8割(500人)
客層：20-30才代女性の二人組、男連れ、中年男女ととりどり。女性7，8割。
客入れ：最前B列。1Fはまんべんなく埋まり。折り込みチラシそれなり。パンフ A4
1枚。配役、百年戦争時の勢力解説。物販。パンフ B5 1000円 相関図付き。
カーテンコール2回2分。
ジョージ・バーナード・ショー1992年戯曲・ノーベル賞受賞とか。
舞台。ねずみ色の重厚壁三方。ゴシックの名残に飾り、アーチ型の開口上にうっすら
十字型。
お話。お馴染みの百年戦争 負けっ放しのフランス。農村で生まれた少女が神託を
受けたと領主・軍隊を鼓舞し、英国軍を撃破。皇太子を玉座につけるが政治謀略で
宗教裁判に掛けられ火刑に処されてしまう。この時未だ19才。
面白い、その実シニカルコメディとも。戦争と宗教に公私を献げて一心不乱の
ジャンヌ。周囲の大人は困り顔。真情溢れる彼女に引かれつつ、政治と教義の
しがらみ、我が身の保身からままならぬ。振り回されるありさま、苦言と気づき、
やがて成長なんて過程は三谷幸喜作品かという。不完全で矛盾、歴史的悲劇を
人間味豊かに描いて魅力的。
エピローグでは時空や生死を越えて関係者一同が再開。ジャンヌに対する日和見な
評価に、驚く当人と苦り切る大人達が愉快。ベテランのおじさん役者達が演じて
なお一層感。ジャンヌ・笹本玲奈に一本気な熱気と華、スピード感あり。唐十郎の
舞台とか意外いいかも。
演出はしっかりくっきりした会話劇で見応え、聞き応えあり。ちゃっかりおかしみや
愛嬌を交え、エンタメの心忘れず。鵜山 仁らしくて○。
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