＠初台 新国立劇場オペラパレス(2014/1/30,2/2,5,8 4ステージ）
http://www.nntt.jac.go.jp/
全指定 S席21000円 A席15750円 B席10500円 C席6300円 D席3150円 Z席1500円
作曲：プッチーニ 指揮：ケリー＝リン・ウィルソン 演出：栗山民也
美術：島次郎 衣裳：前田文子 照明：勝柴次朗 再演演出：菊池裕美子
舞台監督：大澤裕 合唱指揮：三澤洋史 合唱：新国立劇場合唱団
管弦楽：東京交響楽団 制作：新国立劇場
出演：
アレクシア・ヴルガリドゥ ：蝶々夫人(元芸者。ピンカートンの現地妻)
ミハイル・アガフォノフ：ピンカートン(アメリカ海軍士官)
甲斐栄次郎 ：シャープレス(アメリカ領事）
大林智子：スズキ(蝶々宅女中）
内山信吾：ゴロー(周旋人)
志村文彦：ボンゾ(蝶々さんの叔父。僧侶)
大森いちえい：神官
小林由樹：ヤマドリ(スズキが選んだ蝶々さんの結婚相手)
小野和歌子：ケート(ピンカートンの妻)
川村章仁：ヤクシデ
照屋睦 ：書記官
藤井直美：母親
小林多摩美：叔母
渡邊早貴子：いとこ
2014/02/02(日)曇 2:03-4:57PM(51/休28/1'27)2F上手前方 客席ほぼ満員(1800人)
客層：中年層中心、大人よりに幅広く。女性過半数。
客入れ：当日券不明。無料パンフ B5両面に配役、スタッフ、あらすじ。
物販。パンフ B5 1000円。読み物充実。終演4:50頃。
もう6演のレパートリー上演。ねこは昨年に続いて二回目。
舞台。頂上に風にそよぐ星条旗を抱く。大階段丘陵と壁、平台に柱１とふすまだけの
日本家屋。抽象装置に夕焼けのオレンジ。暮れてブルーが美しく映え。道筋、窓から
の光を表す光の帯も効果的。
お話。幕末。子までもうけながら捨てられた現地妻の悲劇。
水際立った熱唱と、情感豊かな演奏でバリバリ魅せます、泣かせます舞台。
ついてない夢見る15才タイトルロール夫人・アレクシア・ヴルガリドゥは張りのある
声、ゲスな男・ピーカートン ミハイル・アガフォノフは大らかな声で二人の歌合戦。
わき役はかちっと好演サポート。適材適所の感。闊達に豊かに歌う指揮とオケが
プッチーニをたっぷりと聞かせて、うれしくなるねこ。演出は判りやすく、心理劇に
社会的背景らいっそうの深みをもたせ、ラストとかアメリカと日本、国家と国民の姿
と重ね見えて 忘れがたいものとし。