＠駒場東大前 こまばアゴラ劇場(2014/2/7-16 12ステージ)
http://s.komaba-agora.com/
全自由 一般 前売2800円 当日3000円 学生 前売・当日共2300円 高校生以下1000円
＠大阪 大阪市立芸術創造館 3/8-9 3ステージ
作・演出：田川啓介 舞台監督：大地洋一 舞台美術：角田知穂
照明：板谷悠希子（blance,inc.DESIGN） 音響：池田野歩 衣裳：正金彩（青年団）
演出助手：炭田桃子 宣伝美術：根子敬生（CIVILTOKYO）
宣伝写真：伊藤裕一郎（CIVILTOKYO） 制作：堤佳奈（青年団）、西村和晃
主催・企画制作：水素74% 提携：（有）アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
出演：
永井秀樹[青年団] ：田中隆史(父)
高木珠里[劇団宝船]：和美(母)
玉田真也[玉田企画]：真也(兄)
石澤彩美：咲子(妹)
近藤強[青年団] ：大山
吉田亮 ：井上
髙田郁恵[毛皮族] ：近所の奥さん
野田慈伸[桃尻犬] ：フミヤ
2014/02/14(金)降雪 7:37-9:04PM(1'27)中段中央 客席4割(23?人)
客層：10代と20-30才代、男女半々。
客入れ：ロビーに大小ストーブ3つ置き。開場20分前 数人。椅子5列。折り込みチラシ
厚め。パンフ A5 3ページ。次回公演。9/13-23「春(仮)」＠アトリエ春風舎 1/16-25
「成熟(仮)」＠アゴラ。物販。台本 500円。カーテンコールなし。井の頭線雪による
遅延(1時間)のため、終演後もロビー開放し便宜図り。
大阪公演もある新作。多彩な俳優を揃え。
舞台。楕円のちゃぶ台。後方に窓。天井に赤い梁と梯子状の柱。
お話。どいつもこいつもな家族ら、全員踏み外し。いい年で甘えん坊の引きこもり
息子。構われたくて点取り虫の娘。甘やかしすぎる妻と、甘くて面倒くさがりの夫。
訳がわからなくなって暴論を押し付ける隣人。「女こども」へ高圧発言の更正施設
院長と飼い犬な職員。と、娘の奴隷な夫。
田川啓介世界全部入りで祭りの賑わい。これまでのせせこましいダメ人間関係、言動
が大集合、さらに外から面倒な人の暴論を加え。すっきり東京ラーメン、無気味と
不快感スキには雑味、トッピングの多さが気になるかも。ギリシャ悲劇、ガラスの
動物園とか、演劇好きは重ねての楽しみもあり。ちと欲張りすぎかとも思うけど、
でも、個々の言動には目が点、逐一いらつかせてくれて、スパイシーな面白さ。
暴論の底にある理性、理不尽な現実を潜めたままにするか、覗かせるか、
多彩になった描き方の広がりとも、今後の上演が楽しみねこ。
[月間一覧］