＠東銀座 新橋演舞場(2014/3/5-29 47ステージ)
http://www.shochiku.co.jp/play/enbujyo/
全指定 1等A席15000円 1等B席11000円 2等A席7000円 2等B席5000円 3階Ａ席5000円
3階B席3000円 桟敷席16000円
作・演出：前川知大[イキウメ] スーパーバイザー：市川猿之助
市川猿之助：十和(才能ある仏師)
市川門之助：長邦(一馬が仕える公家)
市川笑也 ：双葉(盗賊の女首領)
市川笑三郎：菖蒲(十和の母)
市川寿猿 ：興隆
市川弘太郎：喜市(住職)
市川春猿 ：時子
市川猿弥 ：吾平
市川右近 ：九龍(十和に転機を与える仏師 師匠)
福士誠治 ：伊吹(十和を慕う見習仏師)
浅野和之 ：鳴子(祈祷師の老婆）
佐々木蔵之介：一馬(十和幼なじみ)
2014/03/15(土)晴 11:02-3:20PM(内訳下記)2階上手 客席ほぼ満員(1400人)
客層：中年層と30才代女子。女性9割。ノイジィなおばさん少々。
客入れ：物販。筋書 1800円。お守り1500円。佐々木酒造 日本酒ボトル1500円ほか。
カーテンコール1回2分。
イキウメ・前川知大×市川猿之助による歌舞伎作品。佐々木蔵之介、浅野和之、
福士誠治が歌舞伎舞台初出演。
舞台。劇団☆新感線の名コンビ 美術・堀尾幸男＋照明・原田保が奮闘。とくに
三幕は大スペクタクル。きれいな床照明も歌舞伎じゃ珍しい。
お話。才能に恵まれながら、世俗にまみれた仏師家業に嫌気が刺し、迷走する男。
彼の理解者で民衆に根ざした政を志しながら、権力者の犬に成り下がる男。二人が
思い切り。高みを目指すまでを追う青春物語。
宗教と政治、翻弄される人々の葛藤劇。概念的題材をエンタメ舞台にのせる意気と
人間ドラマとした努力やよし。キャストスタッフも奮闘。でもセカンドと銘打った
ほどには趣向に新味なし。先代の二番煎じとか意地悪を言われかねず、セカンド前夜
かなあ、印象ねこ。
3幕まで辛抱の自問自答・自分探しストーリー。いくら何でも最後まで引っ張るなよ
猿之助と、思わず嘆息ねこ。政治家の犬役・佐々木蔵之介はまだ大人にわきまえた
キャラなのに。自分探しのモノローグ、台詞が多いのを逆手にとって狂言回しの
婆役淺野さんがつっこみ。大いに笑いをとり、不満ふつふつの観客を味方にし。
カーテンコールでは主役より拍手が多いかも。
第一幕11:02-11:56
幕間29分
第二幕12:25-1:39
幕間20分
第三幕1:59-3:20
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