[前頁] [ホーム] [一覧] [次頁]

 新国立劇場 オペラ「鹿鳴館」

 @初台 新国立劇場 中劇場(2014/06/19ー06/22 ステージ)
 http://www.nntt.jac.go.jp/
 全指定 S席15750円 A席 12600円 B席 8400円 C席 6300円 D席3150円
 Z席1500円

 原作:三島由紀夫 指揮:飯森範親 上演台本・演出:鵜山 仁
 作曲:池辺晋一郎 美術:島 次郎 衣裳:前田文子 照明:沢田祐二 振付:上田 遙
 制作:新国立劇場
 出演:
 黒田博  :影山悠敏伯爵
 大倉由紀枝:同夫人 朝子
 手嶋眞佐子:大徳寺侯爵夫人 季子
 高橋薫子 :その娘 顕子
 星野淳  :清原永之輔
 鈴木准(経種廉彦代役):その息子 久雄
 山下牧子 :女中頭 草乃
 鵜木絵里 :宮村陸軍大将夫人 則子
 池田香織 :坂崎男爵夫人 定子
 早坂直家 :飛田天骨
 秋本健  :給仕頭
 龍進一郎 :写真師
 増田弓  :女中
 
 合唱:新国立劇場合唱団 管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

 2014/06/21(土)曇 2:02-5:22PM(1'29/休32/1'13)中段下手 客席ほぼ満員(800?人)
 客層:中年層中心、女性過半数。
 客入れ:6列最前、満遍なく入り。開演前にチーフプロデューサーから経種休演の
 お詫び。パンフ B5 両面。物販。パンフ B5 1000円。カーテンコール1回6分。

 2010年初演の三島由紀夫×池辺晋一郎 オペラ再演。
 舞台。斜めった円形展望台、奴隷な黒衣が廻し。下方床は菊花壇、ミニチュアの
 灯籠ら庭園意匠。二幕舞踏会の場で展望台後退。曇った巨大な鏡壁が上手、シャン
 デリアが下手。

 お話。海外との不平等条約を改正、国威を示すべく作られた鹿鳴館。偽善に満ちた
 夜ごとの舞踏会へ出席を拒み続けた伯爵夫人。恋する反政府活動家を陥れる隠謀を
 聞きつけたその夜、彼を救うべく主宰を引き受ける。恋と政治、欲望と嫉妬が
 渦巻く四人の夫婦、親子の愛憎劇。

 胸騒ぎのエモーショナル戯曲、音楽。隠謀渦巻く中、伯爵夫人の純真さとその行方を
 ドキドキとドラマティックにみるねこ。カラスなモブが渦巻いて、劇的効果。舞踏会
 では貴族の成りでひょっとこ・おかめ仮面。貴族とも踊らされる国民の未来を重ね。
 主役四人は声が前にでて、かっちり聞かせてくれ。

[月間一覧