＠初台 新国立劇場 小劇場(2014/07/08-27 20ステ一ジ）休演7/15，22
http://www.nntt.jac.go.jp/
全指定 A席5400円 B席3240円 Ｚ席1620円
脚本：ドナルド・マーグリーズ 翻訳：常田景子 演出：宮田慶子
美術：土岐研一 照明：中川隆一 音響：上田好生 衣裳：木阿友子
ヘアメイク：鎌田直樹 演出助手：渡邊千穂 舞台監督：大垣敏朗
プロンプ：池田朋子 映像製作・操作：井口雄一郎 制作担当：田中晶子
出演：
中越典子：サラ・グッドウィン(フォトジャーリスト)
瀬川亮 ：ジェームズ・ドッド(ライター)
大河内浩：リチャード・アーリック(雑誌編集者)
森田彩華：マンディ・ブルーム(リチャードの恋人）
2014/7/13(日）曇 1:00-3:36PM(70/休15/70)前方下手 客席ほぼ満員(300人)
客層：中高年が多い大人客席。女性過半数。
客入れ：ひな壇16列にバルコニー1列。折り込みチラシそれなり。パンフ 写真付き
配役1枚。物販。パンフ B5 800円。カーテンコール1回1分。アフタートークはパス。
日本初演作。
舞台。斜に置かれた広いロフト。中央ダイニングテーブルとソファ、いずれも椅子２
上手。奥からシンク、ベッド、仕事机。下手にもメタリックな仕事机と棚。
体育館みたいな天井には大きく開口。正面。奥に左手に手洗い、右手が玄関、
いずれもシースルー。
お話。イラクで重傷を負い帰国した戦場フォトジャーナリスト。才能ある彼女を
思い、周囲は現場復帰に渋面。ライターであるパートナーは、仕事に理解はあるが、
戦場で負った心傷故、使命感＜家庭平和を望み。二人の理解者である編集者は
バランス感覚優れた大人だが、商売のしがらみから逃れられない。その若い彼女は
使命感と滅私奉公が理解できない。理解しながらも埋まらない溝を前に、二人が
出した結論とは。
柔らかいとこを突いてくる、ハードな会話劇。容赦の無い戦場報道。真実を伝える
大目的がため、対象住人の意向を考えない是非。もっと平たく、ジョブとラブ、
男女間の葛藤。距離感さまざまに今の人々が直面する問題をビビッドに浮かばせ。
スパイシーな内容だけど、性格信条が異なる四人のキャラを活かした舌線は
絶妙で、ポツポツと笑いもあがり。役者は役柄に懸命に取り組み、力こぶ演技で
心に残るものあり。ただ、気質の違いか、個が起点の強引さ等距離感を感じるとこ
結構ねこ。うーん。
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