＠王子 王子小劇場(2014/8/15-18 6ステージ)
http://www.en-geki.com/
全自由 一般 前売2500円 当日2800円 U-25（25歳以下）予約2000円 当日2300円
高校生以下 500円（予約・当日共通）
＠京都 KAIKA 9/5-7 6ステージ
作・演出・美術：大原渉平 音楽・演奏：吉見拓哉［Allen'88］
ドラマトゥルク：稲垣貴俊 舞台監督：稲荷［十中連合］ 照明：吉田一弥
音響：森永キョロ 衣裳・人形：小柴友美恵 宣伝美術：大原渉平
制作：タジマユリカ 主催：劇団しようよ、NPO法人フリンジシアタープロジェクト
made in KAIKA
出演:
大原渉平 ：マナティおばさんほか
西村花織 ：ひなこさんほか
藤村弘二 ：ジャッキー
山中麻里絵：ぼうや
吉見拓哉 ：ホームレスのゲンさん
高山涼 ：お兄ちゃんほか
御厨亮[夕暮れ社弱男ユニット] お父さん、町長、先生ほか
クリスティーナ竹子:お母さん、郵便屋さんほか
2014/08/17(日)曇 11:02-12:46PM(1'42)後方 客席満席(18人)
客層：20-30才代とおじさん、男性過半数。
客入れ：劇場半分超にブルーシートの舞台空間。ひな壇2段にパイプ椅子客席。
折り込みチラシそれなり。パンフ A4縦折 3ページ。次回公演。来年秋。史上最大
規模とか。物販。未確認。カーテンコール1回2分。
今年3月初演(京都人間座スタジオ)を改訂再演。
舞台。劇場床一面ブルーシート、濃いめのもう一枚を斜に重ね。後方は吊り上げ
られる仕掛け。上手にホームレスのゲンさんの演奏スペース。
お話。のどかな島時間を過ごす人々、ぼうやは海と空と彼らが大好きだ。とある日
ジャッキーを拾う、何を考えているか判らないが共に過ごすのは楽しい。ただ、
気がかりは黒い龍の声と影。島のおばさんは何十年か前の壊滅的な被害をもたらした
噴火の話をする。島をでる人が増え、火星の移住権を手にした家族もいる。そして、
遂に黒い龍がやってくる。
今直面する現実、別れと願いを物語に託して描く。どうしようもないこと、元には
戻せないことをファンタジー＝ぼうやの追想から浮かばせ。今はまだ昇華しえない
災禍の疵痕を描くに、半人形劇手法を使い。普段着の人達が姿を晒して、自分人形
を語り、演じる。ブルーシートの海、シーツの雲や道程。虚構と現実の重なりあい
が演劇的も、逆に人の記憶のように自然に現実的に感じられ、胸に沁みるねこ。
ここでシーツの見立て、素朴な人形、生ギターの演奏、歌声ら人肌の感触が効果。
ぼうやのファンタジーは現実を越えられず、作家は夢で装うことはしない。どう
しようもないこと、脅威と別れを受け止め、生き続けることへの願いが静かにでも
確かに感じられてしゅんとするねこ。モチーフのパフの曲、恐竜と少年〜ジャッキー
とぼうやの関連がわかるようで、もやもや、うーんねこ。
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