＠静岡 静岡芸術劇場(2015/5/5-6 2ステージ)
http://www.spac.or.jp/
全指定 一般大人4100円 SPACの会会員割引3400円 ペア割引１名3600円
グループ割引3名以上で1名3200円 ゆうゆう割引満60歳以上3400円
大学・専門学生2000円 高校生以下1000円 障がい者2800円
全演目パスポート 一般17000円 SPACの会会員15000円
演出：ジャン＝ミシェル・ドープ 作：アレハンドロ・ホドロフスキー
演出補：コラリー・ヴァンデルリンデン 衣裳・人形製作：ナターシャ・ベロヴァ
人形操作指導：ネヴィル・トランテール (Stuffed Puppet Theater)
衣裳・人形製作助手：サンドリーヌ・カルマン、オレリー・ボレマンス、
エミリー・プラゾール、フランソワーズ・ヴァン・ティーネン
音楽：ピエール・ジャックマン 挿入映像：ミシェル・エベール
舞台美術：オレリー・ドロッシュ、ミシェル・エベール、ナターシャ・ベロヴァ、
ジャン＝ミシェル・ドープ 照明：グザヴィエ・ローウェルス
翻訳：ブロンティス・ホドロフスキー 制作：カトリーヌ・アンセー
製作：ポワン・ゼロ 後援：ベルギー大使館
出演：
シリル・ブリアン
セバスチャン・ショレ、
ピエール・ジャックマン
エマニュエル・マチュー、
ファブリス・ロドリゲス
エロイーズ・メール
イザベル・ヴェリ
2015/5/6(祝水)晴 12:05ｰ1:27PM（1'20）前方中央 客席9割？(370人？）
客層：学生、20ｰ30才代と中年層。女性7割。客入れ:プレトーク5分。
折り込みチラシそれなり。パンフ A4 1枚。物販フェス共通。
カーテンコール4回2分。
プレトーク 5分 初来日。アヴィニョンフェスのOFFで宮城芸術監督らが
一番面白かったといっていた演目。ブラックな人形劇。あらすじ。ホドロフスキーの
紹介。フランスにて路上で人形劇をやっていたのがマルソーに出会い…。
20世紀の演劇の内、非リアルな表現として人形劇が行われた、このことがテーマに
繋がっている。
舞台。薄汚れた木製のキャビネット列。間にメッシュ、中央に高い箪笥。上方上手が
スクリーン、校長先生ら映像投影、下手が分割メッシュ一面。
お話。訳は知らねど逃走している男。逃げ込んだ先が腹話術学校。自分で人形を作り
魂を渡し、人形の支配下に置かれてしまうと逆転。人形は人間が秘めている欲望や
悪心の権現となってしまうので。男はこれに抗おうとするのだが。
逆転の劇はよくあるけど、禍々しい謎めいた物語に人形の禍々しい造形、アクの濃い
言葉と演技でして独特の魅力あり。ピカレスクというか黒い力。直球のエロティカ
表現があったり、背徳、インモラルが前面。だけど学校であるためか、かっちり
ルールが定まっているという奇妙なおかしみがあり。真面目な方々がよく考えて
つくっているなあという。機会があればまた観てみたいねこ。
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