＠渋谷 シアターコクーン(2015/5/7-31 28ステージ)
http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/index.html
全指定 S席10000円 A席8000円 コクーンシート5000円
土日限定 中2階立見3500円 2階立見2500円
作：テネシー・ウィリアムズ 演出：フィリップ・ブリーン
照明：勝柴次朗 音楽：鈴木光介[時々自動] 音響：長野朋美 衣裳：黒須はな子
ヘアメイク：佐藤裕子 演出助手：坂本聖子 小川浩平 舞台監督：幸光順平
技術監督：小林清隆 企画製作：Bunkamura
出演： 大竹しのぶ：レイディ･トーランス(愛なき夫婦生活を過ごす) 三浦春馬 ：ヴァル・ゼイヴィア（蛇革のジャケットを着た流れ者） 水川あさみ：キャロル・クートレール(デイヴィッドの妹。ヴァルに片恋) 三田和代 ：ヴィー・タルポット（画家で保安官の妻。ヴァルに片恋） 山本龍ニ[青年座] ：ジェイブ･トーランス(レイディの夫) 久ケ沢徹 ：デイヴィッド･クートレール(レイディの元恋人)
西尾まり ：看護婦ポーター、女 峯村リエ[ナイロン100℃] ：ビューラ・ビニングス(噂話好きのおばさん） 猫背椿 [大人計画] ：ドリー・ハンマ(噂話好きのおばさん） 吉田久美[演劇集団円] ：エヴア･テンプル（ジェイブの従兄弟） 深谷美歩 ：シスター・テンプル（ジェイブの従兄弟） 中村彰男[文学座] ：ピーウィー・ビニングス(ビューラの夫） 粟野史浩[文学座] ：ドッグ・ハンマ(ドリーの夫) チャック・ジョンソン ：妖術師の男 冨岡弘 ：ミスター･ダビンスキー(薬屋）、道化 真那胡敬二 ：保安官タルボット
2015/5/8(金)晴 6:30-9:38PM（1'58/休15/53)1F後方上手 客席満員(740人）
客層：20ｰ30才代女子8，9割。おじさん結構。
客入れ:立ち見は数人。折り込みチラシそれなり。パンフなし。物販。パンフ A4
1500円。ポスターなし。カーテンコール2回1分。
作家の商業デビュー作「天使のたたかい」を書き直した作品、映画化もされ。
近年だと2012年TPT上演、過去文学座で杉村春子も演じたとか。ねこ初見。
舞台。上手ガラス張り出入口のある元店舗。中央に額縁舞台然と後方一段あがり。
下手階段からバルコニー、さらに上がって母屋。下はカーテンで仕切られた
元試着室、今は倉庫。
お話。アメリカ、南部の小さな町。ある日甘い声をもつ流れ者がやってきて、女達
の満たされぬ欲望、男達の行き場のない暴力衝動に火をつける。中でも満たされない
結婚生活を強いられてきたレイディ・トーランスは情熱をかき立てらえてしまう。
やがて二人は愛の自由を手にするが、その代償はあまりに大きなもので…。
知的野蛮人によるディープな演出で、アメリカ南部の因習、抗うものの破滅を表現。
巧みな周辺描写を伴った、野生と暴力まみれのメロドラマというか。濃口の甘さ、
苦さ、それでもユーモアを失わない風通し感を珍しく圧倒されつみるねこ。
大竹しのぶ（それと三田和代）を彼処まで追い詰めてしまうとは…、驚きと快感を
感じてやまないねこ。三浦春馬、心地良いメロウな歌唱にめろめろねこ。
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