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 新宿梁山泊第56回公演「少女仮面2015」

 @下北沢 ザ・スズナリ(2015/9/30-10/7 10ステージ)
 http://www.honda-geki.com/suzunari2.html
 前売り 指定席4300円 ベンチシート(整理番号付き自由席)3800円 学生席3000円
 当日は各500円+(学生席除く)

 作:唐十郎 演出:金守珍 照明:泉次雄+ライズ 美術:宇野亞喜良
 舞台装置:大塚聡+百八竜 劇中歌作曲:小室等、大貫誉 音響:N-TON
 振付:大川妙子 殺陣:佐藤正行 李麗仙衣装:宮本宣子
 腹話術指導:しろたにまもる 宣伝美術:宇野亜喜良、福田真一
 主催・企画:新宿梁山泊
 出演:
 李麗仙 :春日野八千代
 松山愛佳:緑丘貝(少女)
 金守珍 :老婆

 島本和人 :ボーイ主任
 広島光  :ボーイ2、甘粕大佐
 小林由尚 :ボーイ1、看護婦、人形

 申大樹  :腹話術師
 鴨鈴女[南河内万歳一座]:防空頭巾の女1
 三浦伸子 :防空頭巾の女2
 渡会久美子:防空頭巾の女3
 加藤亮介 :水道飲みの男

 2015/10/01(木)晴 7;12-8:39PM(1'27)最前方中央 客席超満員(140人)
 客層:大人よりの3世代客席、20才代〜じじばばまで幅広く。男女半々。
 客入れ:ベンチ2、雛壇にパイプ椅子10列。通路補助の丸椅子。折り込みチラシ
 それなり。パンフ オールカラーA4 3ページ。物販。関連DVD。
 カーテンコール1回2分。

 現代の名作古典。初演主役の李麗仙を迎えての特別版。
 舞台。2013年のアトリエ公演拡大版。洞窟のような地下喫茶。劇場客席壁まで延ばし
 上手にどくろのモナリザ。舞台正面上手にバーカウンター。赤いスカーフまとう
 ドクロが描かれ。背後に火山絵画、階段。手前にテーブルと椅子。下手壁に手洗い。
 出入口はアーチを描き、人間の骨で縁取られ。

 お話。かつての宝塚歌劇団スターが営む喫茶「肉体」。人形を介して会話する
 腹話術師、水道水をむさぼり飲んで去る男が常連。マスターの厳しい教育について
 行けない従業員はままならない。そこにスターに憧れる少女と老婆がやってくる。
 元スターは少女に一目惚れし、弟子とするが。

 もろもろムーディな空間にひときわ艶やかな李麗仙。堂々とした中も、一巡した
 ように少女の健気さ儚さを重ねて素敵。口跡クッキリとした少女・松山愛佳とも
 鮮やか。熱にうなされたようなロマン過走な舞台も、冷静に歴史を望んで味わい
 深し。

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