＠静岡 舞台芸術公園 稽古場棟「BOXシアター」(2016/1/17,23,24 3ステージ)
http://spac.or.jp/
全自由(整理番号付き) 一般1000円 SPACの会850円 高校生以下500円
作：寺山修司 演出・美術・音楽：渡辺敬彦 照明：板谷航 音響：和田成美
舞台監督：吉見亮 大道具：全員 小道具：森山冬子、大内米治
衣装：木内琴子、山本実幸 せむしのこぶ制作：大道無門優也
照明協力：貴島豪 三味線指導：山崎智美 ムードメーカー：三島景太
チラシデザイン：仲村悠希 制作：水井健二 制作協力：大石多佳子
協力：棚川寛子、鈴木真理子、河村若菜作：寺山修司 演出：渡辺敬彦
製作：SPAC-静岡県舞台芸術センター
出演：
木内琴子:大正マツ（老いたる花嫁）
山本実幸：女浪曲師（女学生である）
森山冬子：大正松吉（母恋のせむし男）
永井健二：家令（目婆である）
大内米治：赤い花のあんま（耳婆である）
三島景太：白い花のあんま（ロ婆である）
吉見亮 ：三味線、太鼓（女学生に片想いである）
佐伯風土、萱森将喜：呼びごえ（戸籍謄本である、まだマイナンバーは無い）
渡辺敬彦：口上（嘘つきである）
2016/1/24(日）晴1:36-2:54PM(1'17)前方中央客席超満員（90人）
客層：20ｰ30才台と中高年層。男女半々。
客入れ：稽古場公演。広い隣室で待機、開演定時5分前に開場。雛壇にベンチ４列、
桟敷追加。折り込みチラシそれなり。パンフ A5 3ページ。物販なし。演出から
携帯電源断を繰り返しお願いされ。カーテンコール1回1分。
停滞防止がための俳優自主企画第一弾。演出は強烈な個性と身体をもつSPAC俳優・
渡辺敬彦。美加理も在籍した演劇舎螳螂や、万有引力出身という筋金入りの
ベテラン。
舞台。下手に浪曲師の高座小座敷。下手〜上手に書けて2階＋屋上鶏小屋の小屋。
大きめの階段が上手に掛けられ。上手にオルガン。上下壁際は竹藪。
お話。女中まつは屋敷の息子に犯され、子供を産むが世間体から捨てざるをえなく
なる。やがて女主人となった彼女の前にせむしの青年が現れる。もしやあの時の
子供と疑念が沸くが。
グロテスクな見せ物譚を耽美な悪夢と描き。闇を背景に人物スポットで浮かばせ、
完全暗転で転換ら魔術的。加え、狂言回しの3人男が達者に笑いを取り、SPACお家芸
の太鼓リズムで高揚感上々。役者は総て発声よく、戯曲の言葉を余すところなく
伝え。なにより心地よく、世界に浸らせてくれ。女中マツ役・木内さんが力強くも
細やかに心理描写して○。
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