＠三軒茶屋 シアタートラム(2016/06/04-07/03 43ステージ)6,13,29,27休演
https://setagaya-pt.jp/
全指定 一般7800円 トラムシート4000円
作：マイケル・フレイン 翻訳：小田島恒志 演出：小川絵梨子
美術：伊藤雅子 照明：原田保 衣装：前田文子 音響：加藤温
ヘアメイク：宮内宏明 舞台監督：瀬崎将孝 プロデューサー：北村明子
提携：公益財団法人せたがや文化財団・世田谷パブリックシアター
後援：世田谷区 企画・製作：シス・カンパニー
出演：
段田安則：ハイゼルベルク
宮沢りえ：マルグレーテ
浅野和之：ボーア
2016/06/25(土)晴 1:30-3:35PM(61/休14/59)前方上手 客席超満員(200人）
客層：大人中心、中高年結構。女性過半数。
客入れ：折り込みチラシそれなり。パンフなし。物販。パンフ A5 21ページ 700円
カーテンコール1回。拍手続くもこれきり。
舞台。儀礼用めいた黒い空間。正面奥階段から開口。細い金属角柱が左右等間隔。
下手に裸電球スタンド、上手には燭台。椅子がいくつか。
お話。ナチス支配下のコペンハーゲン。監視下にある高名な物理学者、ユダヤ系
ボーアのもとかつての共同研究者ハイゼルベルグが訪ねてくる。ナチスの原爆開発
チームの一員でもある彼がなぜリスクを冒してまで訪問したのか。ボーアの妻の
言葉を交えながら、その日の真意に迫っていく。
物理学用語てんこ盛りもドラマの妨げにならないという驚異。むしろ人間の業、
広島原爆の罪を強烈に印象づけ。ボーアの妻の返す言葉がその奥をわかりやすく
映す。物理を語って、生きた人間の真実の言葉を導き出す、特殊も見事な会話劇と
思うねこ。この三人がいれば他は要らない、な段田、浅田、宮崎。2時間ゆるむこと
なき演技バトル、的確に引き出し配した小川演出◎。
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