＠初台 新国立劇場 オペラ劇場(2016/10/02,05,08,12,15,18 6ステージ)
https://www.nntt.jac.go.jp/
全指定 S席27000円 A席21600円 B席15120円 C席8640円 D席5400円 Z席1620円
作曲：リヒャルト・ワーグナー 指揮：飯守泰次郎 演出：ゲッツ・フリードリヒ
美術・衣裳：ゴットフリート・ピルツ 照明：キンモ・ルスケラ
演出監修：アンナ・ケロ 演出補：リーッカ・ラサネン 舞台監督：村田健輔
出演：
ステファン・グールド ：ジークムント
アルベルト・ペーゼンドルファー：フンディング
グリア・グリムスレイ ：ヴォータン
ジョゼフィーネ・ウェーバー：ジークリンデ
イレーネ・テオリン ：ブリュンヒルデ
エレナ・ツィトコーワ ：フリッカ
佐藤路子 ：ゲルヒルデ
増田のり子：オルトリンデ
増田弥生 ：ヴァルトラウテ
小野美咲 ：シュヴェルトライテ
日比野幸 ：ヘルムヴィーゲ
松浦麗 ：ジークルーネ
金子美香 ：グリルゲルデ
田村由貴絵：ロスヴァイセ
管弦楽：東京フィルハーモニー交響楽団
2016/10/08(土)曇 2:03-7:33PM(67/休43/96/休37/77)2F上手 客席満員(1800人)
客層：大人客席、学生・20歳代は少な目。男女半々。
客入れ：折り込みチラシそれなり。パンフ A4両面。休憩2回、1Fロビーはごった
がえし。入口外で低反発クッションを借り(500円、登録時身分証明書要）。
5時間超も大分楽に見ることができ。他の劇場でもサービスしてくれないかしらん。
物販。パンフ B5 1000円。7:28PM終演 カーテンコール3回5分。沸き上がる拍手。
「指輪」第2作目、同じく飯守泰次郎指揮、ゲッツ・フリードリヒ演出。
舞台。屋内外兼用部屋、造船所ドックっぽいと飛行場っぽい抽象美術。いずれも
結構きつい傾斜の八百屋舞台。登場人物心象に沿うよう、役者に負荷を掛ける
演出狙いかと。
お話。禁断のを含み男女と、父娘の愛の辛口葛藤劇。しがらみと欲望あるいは情の
間で揺れるというロマンティック。
ちょっとやさぐれたカッコいいおじさんとおばさんが、カッコよく歌いあげ。
対話な歌唱バトルでの見得のキレ加減とか、なんか嬉しくなるねこ。英雄的な
ジークムントのグールド、喧嘩上等・鉄火なフリッカのエレナ・ツィトコーワ。
芯のある、狂っても魅力的なジークリンデのジョゼフィーネ・ウェーバー。
慈しみ溢れるブリュンヒルデのイレーネ・テオリン。そして、仕事も家庭もまま
ならない、内なる矛盾を抱えたオヤジの悲哀を重厚さに忍ばせる、ヴォータンの
グリア・グリムスレイ。きちんとしてるけど、猛るときはやる飯守泰次郎音楽が
劇的で○。距離感の取り方とクローズアップの仕方など判りやすい演出。三幕の
ワルキューレの騎行はアマゾネスなユリ集団ということですか？。
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