＠静岡 静岡芸術劇場（2020/01/18,19,25 02/01-02 5ステージ）
全指定 一般4200円 ペア割引3700円 グループ割引3300円 ゆうゆう割引3500円
学生割引［大学生・専門学校生］2000円 ［高校生以下］1000円 障がい者割引2900円
原作：グリム兄弟 訳：西尾祥子、横山義志 作：オリヴィエ・ピィ 演出：宮城聰
音楽監督：棚川寛子 照明デザイン：大迫浩二 衣裳デザイン：堂本教子
美術デザイン：深沢襟
舞台監督：内野彰子 秡川幸雄 演出補：中野真希 演出部：市川一弥 小川哲郎
照明操作：樋口正幸 音響：右田聡一郎 竹島知里 美術担当：佐藤洋輔 吉田裕梨
ワードローブ：佐藤里瀬 ヘアメイク：梶田キョウコ、高橋慶光
劇中歌作曲：ステファヌ・リーチ 技術監督：村松厚志 制作：髙林利衣
久我晴子 宮川絵理 宣伝美術： 阿部太一（TAICHI ABE DESIGN INC.）
著作権代理 (株)フランス著作権事務所 主催： SPAC－静岡県舞台芸術センター
助成： 文化庁文化芸術振興費補助金（劇場・音楽堂等機能強化推進事業）、
独立行政法人日本芸術文化振興会
出演：
鈴木真理子（池田真紀子、森山冬子）：少女／演奏者
武石守正 ：悪魔
大内米治 ：父親
貴島豪 ：母親
大道無門優也：庭師
永井健二 ：王様
宮城嶋遥加 ：こどもの影
若宮羊市 ：天使
2020/02/01(土）晴 2:03-3:33PM（1'28)中段中央 客席8割（300人？）
客層：子供連れ、学団体～じじばばまで幅広く。男女半々。
客入れ：プレトーク13分 大高浩一さんだったか。ピイさんは穏やかな
キチガイ、アビニュンでは自転車に普通に乗っていたので驚いた。
通常のプレトークと違い、少女の運命を「動き」で表現としたり、
演じながら、お客さん（キレイなボーイソプラノ！）に読んでもらってと、
枠にとらわれず「解説」。美術は影にも注目して等。
2,3Fにも客入れ。折り込みチラシ厚め、パンフ B5 二つ折り冊子、
物販。中高生向け公演パンフ 200円。カーテンコール2回2分。
2011年初演、再演は少女役トリプルキャスト。
舞台。折り紙の森、動物、家装置。
お話。初演と同じ。
特別な時空間再び。染み一つない白、陰影も豊かな明かりの中、悪魔がいる
舞台。台詞がシンプル、詩的で素敵。塵のような暗闇とか。娘役・鈴木さん
親しみがもてる飾り気のなさ、物腰の柔らかさが心地よし。
宮城聰のQ&A（新企画）3:35-3:58PM（23）100人超参加。
アビニュンでのピイさんとの馴れ初め。挨拶も早々に、世界で一番好きと
いう初期ルネサンス絵画の美術館につれていかれた。職人達が描いていて、
近代～現代のようにわたし私がない、謙虚で信心深い人たちの作品。
吹けば飛ぶような、だからこそ愛おしいいう世界。後で、ピイさんの作品に
似ているなと。フランスのアーティストは私が強いが、ピイさんは正反対。
Q1弱い演劇について。人間は大層でないと考えた方が生きるのが楽。近代は私として
考えない。今は人からどう思われるかが巨大になっている。しかし、神の元では
小さな存在と考えた方が楽になる。神の目からみたら区別がつかない、
沢山はあるけど。一寸の虫に五分の魂という、あれは大きさではなく、五分という
長さの身の丈でいっているのが面白い。人もそれほどのものではないと考えている。
Q2東京から来た、駅前に人がいなくて、広い芝生の広場があって素足で歩きたくなった。
今日の舞台も素足で歩きたくなった。「場所」と「演劇」についてお聞きしたい。
本来は生活と地続きで演劇があればと思っている。東京にいたときは、バイト仲間の
芝居にいったり、敷居が低かった。静岡は逆で演劇を観る人たちは意識高い系で
生活にゆとりがある人達。海外で子供達を集めての公演では必ずといっていいほど、
演劇は恵まれた人たちだけのものではないと言っている。静岡では趣味が演劇の人は
いない。どうすれば、劇場に来てくれるのか考えた。大都会の演劇は非日常の体験だが
、静岡は日常とつながっている感じがする。空気の感じ。以降、劇場を立ち寄れる
場所にする、プログラムを多様にするなど工夫してきたこと。
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