＠三軒茶屋・シアタートラム（2020/07/11-26 14ステージ)
全指定 一般6000円、高校生以下3000円 U24チケット3000円
作：三好十郎(1950年 青空文庫） 演出：栗山民也
音楽：国広和毅 舞台美術：二村周作 照明：服部 基 音響：井上正弘
衣裳：前田文子 ヘアメイク：鎌田直樹 振付：八子真寿美 舞台監督：加藤 高
演出助手：田中麻衣子 宣伝美術：相澤千晶 宣伝写真：山添雄彦
宣伝スタイリスト：MAKI MARUKO 宣伝ヘアメイク：YOSHi.T
主催：公益財団法人せたがや文化財団 企画制作：世田谷パブリックシアター
出演：
鈴木杏：緑川美沙
2020/07/19（日）晴 2:03-4:11PM（2'07）サイド席手前 客席満席（100？人）
客層：大人より、2世代。女性8割。
客入れ：自動噴霧機で手消毒、5秒起立で検温、チケットはセルフもぎり。
三方囲み席、一席ずつ空席。サイド3，4列、正面7，8列。希望者にフェイスガード
配り。折り込みチラシそれなり、パンフ A5冊子。物販なし。カーテンコール2回。
舞台。奥側にストリップ劇場の丸い「へそ」。後方上部に時代のついた大鏡。
客席側に応接椅子1脚。間に紅い絨毯、上空にオレンジの電飾とミラーボール。
お話。兄からマルクス主義を教示された緑川美沙は、勧めにより上京。左翼の
社会学者山田のもとに身を寄せる。山田の弟と極ストイックも運命的な出会いを
するが、日本は軍国主義、右翼化していき…。第二次大戦前後の思想の大変遷と、
人間の性、業を交えてえがく、告白記。
ガツンときまくり、すげえ鈴木杏、惚れ直すねこ。純情にして壮絶、生命力に
溢れる、並々ならぬ主人公。ありげな一人芝居の枠に収まらず、憑依型で越えて
演じる、鈴木杏。作家・三好十郎も取り込んでの強度、それ故の燃え尽きぶりに
引き込まれ。重量感とキレのよさ両立の照明ら、手応えある演出とも、時間を
忘れて堪能するねこ。
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