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 青年団プロデュース「馬留徳三郎の一日」

 @高円寺 座・高円寺1(2020/10/07-11 7ステージ)
 前売・予約・当日 一般4000円 ユース(26歳以下)・シニア(65歳以上)3000円
 高校生以下2,000円
  @尼崎 あましんアルカイックホール・オクト10/15-17 5ステージ

 作:山さなえ 演出:平田オリザ
 舞台美術:杉山 至 舞台監督:中西隆雄、小川陽子 照明:三嶋聖子
 音響:櫻内憧海 衣裳:正金 彩 演出助手:野宮有姫
 フライヤーデザイン:京(central p.p.) 制作:有上麻衣
 出演:
 田村勝彦(文学座):馬留徳三郎
 羽場睦子(フリー):ミネ(徳三郎の妻)

 猪股俊明(フリー):たーさん・田所茂雄(徳三郎のご近所さん)
 山村崇子    :俊子さん・山下俊子(ミネの友人)

 山内健司    :こうさん・上条浩一郎(徳三郎のご近所さん)
 能島瑞穂    :松子さん・上条松子(上条浩一郎の妻)
 海津忠     :テツ・上条テツ(上条家の長男)

 折原アキラ   :蔵本さん(馬留家の息子の会社の人)

 声の出演 永井秀樹

 2020/10/09(金)雨 7:05-8:53PM(1'48) 中段中央 客席9割(120?人)
 客層:学生から中高年、男女半々。
 客入れ:開場時20人ほど。感染対策。サーモグラフィ、手指消毒、連絡先カード。
 一席空けはなく、通常客席。2列目最前。折り込みパンフ A4両面。物販。上演台本。
 カーテンコール1回。

 「近松賞」受賞作品。3,4月から延期となった公演。
 舞台。渋色いい感じの木造住宅。裏庭に面した八畳居間、座卓、時代がついた箪笥の
 隣に液晶テレビ、襖戸ならび。上手廊下から曲げって玄関、暖簾から庭の緑が覗き。
 沓脱ぎ石3か所、玉砂利敷き。上下に幾本も枝が絡まった枯木。
 
 お話。長野で農家を営む、老人達。とある夫婦のもと、息子から金頼みの急電。
 詐欺なのかどうなのかと、ご近所がやってくる。

 高齢化社会で来たるべき新しいリアル。誰がだまされ、誰がボケているのか、
 わからず、トンチンカンなやりとりが続き、前半とかモンティパイソンかと思った
 ねこ。夢(虚構)から始まり、辛い現実を経て、夢で終わる。は、演劇かくあるべし
 なところだけど、夢が痴呆、現実が介護となれば楽しき中にもチクリ、じわりとくる
 ものあり。この題材、テイストの面白さ、味わいは他にないと思うねこ。次回作は
 どうかな、楽しみ。

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