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 青年団リンク やしゃご「ののじにさすってごらん」

 @駒場東大前 こまばアゴラ劇場(2020/10/22-11/01 14ステージ)
 全自由 予約・当日とも 一般4000円 前半割3500円(〜24) 平日昼間3500円

 作・演出:伊藤 毅 照明:伊藤泰行 音響:泉田雄太:秋田雄治
 舞台美術:谷佳那香 制作:笠島清剛 舞台監督:中西隆雄、武吉浩二(campana)
 チラシ装画:赤刎千久子 チラシデザイン:じゅんむ 演出助手:あずまみか
 企画制作:青年団リンク やしゃご/(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
 主催:(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
 出演:
 シェアハウスの住人
 <一階男子部屋>
 尾峙宇内[青年団]:平松耕史(会社員)
 佐藤滋[青年団] :歌野哲(元スーツアクター)
 辻響平[かわいいコンビニ店員飯田さん]:グェン・ヴァン・ダット
          (ベトナム人。建設業技能実習生として来日。)
 中藤奨[青年団] :綿引慎也(実家の山形に帰省中。)

 <二階女子部屋>
 工藤さや     :中井節子(キャバ嬢。)
 石原朋香     :コウ・マーメイ(中国人。技能実習生として来日するも
           コロナの影響で解雇。現在、特定技能1種試験の勉強中。)

 シェアハウスの住人以外の登場人物
 木崎友紀子[青年団]:高橋曜子(シェアハウスの管理人。)
 岡野康弘[Mrs.nctions]:小島直樹(ホテルマン。解雇されたコウの面倒を見る。)
 井上みなみ[青年団]:松本結衣(歌野の知り合いらしい。)
 緑川史絵[青年団]:三浦早苗(近所の農家。)

 2020/10/22(木)晴 7:31−9:21PM(1'50)中段上手 客席ほぼ満員(40人)
 客層:20-30才代中心。男女半々。
 客入れ:開場時10人待ち。感染対策。検温、手指消毒、チケットもぎりなし、
 導線一方通行。やや横間隔をおいて椅子席4列。折り込みパンフ A5 3ページ。
 物販、通信販売で台本とDVD。 カーテンコールなし。

 舞台。生活感あるシェアハウスの1階ラウンジ兼ダイニング。上手入口、1人掛け
 ソファ、大テーブル。下手にシンク。上側に名札がついた小分け棚2段。冷蔵庫、
 小テーブルら。客席側に着ぐるみ。上手側のクランク階段から2階女子部屋。
 お話。東京近郊にあるシェアハウス。コロナ禍で住民が減り、残った住人も事情を
 抱えるが、助け合い生活している。そんなところに過去と世間がやってきて。

 アゴラで建て込んだ美術は久々。細やかでリアルな造作は、登場人物のさまざまな
 描写にも伺えて、わかりやすく、感情移入して見入るねこ。みないい人で純情。
 ならばこそ、今の日本の問題、理不尽さ、外国人差別やささくれた心理をよく映し。
 人間間、関係での距離、言葉にすることの当たり前の大切さもまたよく思わされ。

 昇華しえず、舞台を過去に置いたりするけど、今現在にして勇気あるし、刺さる
 モノ、沁みるモノも多々あり。今夜、この群像劇を観られてよかったと思うねこ。
 そんな人がそんな風にいるように役者達は好演。そうは見えないマジックもあって
 楽しくみられたねこ。

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