＠小竹向原 アトリエ春風舎(2021/03/11-21 ステージ)
全自由 予約・当日とも 一般2500円 高校生以下500円
作・演出：宮﨑玲奈 空間設計：渡辺瑞帆* 照明：緒方稔記（黒猿）
音響デザイン：SKANK/スカンク[Nibroll] 舞台監督：黒澤多生*
衣装：坊薗初菜* 宣伝美術：出版社さりげなく 制作：河野遥（ヌトミック）
制作補佐：赤刎千久子* 企画制作：宮﨑企画、（有）アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
主催：（有）アゴラ企画・こまばアゴラ劇場 協力：黒猿、ヌトミック、Nibroll、
（有）レトル
出演：*＝青年団
新田佑梨 *：アヤ
天明留理子*：フミエ(アヤの母）
山村麻由美*：ユミ（アヤの友達）
西風生子 *：コウ（アヤの弟）
南風盛もえ*：ナツミ（タナベと付き合っている）
黒澤多生 *：タナベ（ナツミと付き合っている）
藤家矢麻刀 ：ヨシカワ（タナベの友人）
2021/03/13(土)雨 2:06-3:41PM(1'35)前方中央 客席ほぼ満員(25人)
客層：20-30才代中心、男性過半数。
客入れ：靴を脱いで受付、靴袋に入れて劇場内へ。通常と違い、舞台面側に客席
設置。パイプ椅子1、劇場椅子3列。折り込みパンフ A4両面。カーテンコール1回。
アフタートークはパス。
舞台。白色で統一されたアート空間。上手に半透過の逆円すい。下に箱テーブル、
ヘッドホンとマグカップ。下手、ドア外～客席手前前までナイロンローブで編んだ
巨大な蛇または川。正面奥に椅子2、段々の白ライン列。木製のスコップが舞台面と
ドア外に置かれ。
お話。1980年東京、父亡き後も母子で暮らす一家、ある日弟が音信不通に。彼は
洞窟のヘビに出会い、姿を変えられてしまっていた。2019年東京同居生活を送る
男女、音信不通だった男の友人がやってきて、突然キャンプへ誘う。一家、その
弟、男女と友人の世界が同時多発で併走する。
小津映画「晩春」の父母入れ替え版な家庭劇と、マジックリアリズムなロード
ムービーめく冒険劇、オフビートの、が同梱。時空間が重なる自在さは演劇なら
では判らないというか、不思議な面白さ。奇妙なのに個々は平静なのが奇妙。
抽象美術が瀧とか渚とか見立てられ、無言の存在感示し。とても欲張りな感じが
する実験で、予想不可の成行を楽しむねこ。
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