＠渋谷 Bunkamuraシアターコクーン(2021/04/18-25 9ステージ)
全指定 S 12500円 A 9000円 コクーンシート5500円
総合演出：松尾スズキ 構成台本：松尾スズキ、天久聖一
コーナー演出：康本雅子「宮下公園ブルース」、杉原邦生「関所（肝心帳）」、
宮崎吐夢「円山町に立つ女」
「宮下公園ブルース｣ 楽曲提供：虻瀬/Abuse(｢iesu｣)
「関所(肝心帳)｣ 所作指導:藤間貴雅 邦楽アレンジ・謡:やまみちやえ
長唄三味線:杵屋五助 邦楽囃子：望月秀幸、藤舎呂近
音楽監督：門司肇 美術：池田ともゆき 照明：大島祐夫 音響：藤森直樹
振付：振付稼業air:man 歌唱指導：蔵田みどり 映像：上田大樹
衣裳：安野ともこ ヘアメイク：大和田一美 ローディー：上甲陽仁
音楽アドバイザー：香月彩里 音楽助手：城家菜々 演出助手：大堀光威
舞台監督：津江健太
出演：
松尾スズキ：芸術監督
のん ：松坂牛之助
猫背椿 ：アオザイを着た女、三日月、武蔵ギャル弁慶
宮崎吐夢 ：西郷どん、街娼
近藤公園 ：乞食、司会者
桑原裕子 ：ミスバカボン、冨樫サエモン、犬
康本雅子 ：ハチ公
秋山菜津子：パートのおぱちゃん、追われる女
斎藤桐人 ：聖徳太子、犬
乾直樹 ：福祉課の職員、吉田類、犬
香月彩里 ：着信音、ミス西郷どん、街娼仲間、番卒、犬
谷須美子 ：ミス西郷どん、街娼仲間、番卒、犬
エリザベス・マリー：ミス西郷どん、犬
中根百合香：ミス西郷どん、犬
笹岡征矢 ：前説、犬
りんたろう：福祉課の職員、犬、タップダンサー
永石千尋 ：ミス西郷どん、番卒、犬
飯嶋あやめ：ミス西幽4fん、番卒、犬、タップダンサー
佐山太一 ：犬、タップダンサー
ミュージシャン：
門司肇（ピアノ）斎藤まこと（ベース）大久保敦夫（ドラム）河村博司（ギター）
磯部舞子（ヴァイオリン・パーカッション）伊藤充志（キーボード・サックス）
大石俊太郎（サックス・フルート・クラリネット）
城家菜々（マニピュレーター・キーボード・フルート）
ゲスト：石丸幹二、井上芳雄（ダンス・振付：乾直樹）、笑い飯
2021/04/19(月)晴 6:29-9:14PM(1'34/休20/47）1F中段中央 客席満員(730？人)
客層：大人中心、女性8，9割。
客入れ：感染対策。手指消毒、サーモ検温、もぎってくれ。座席は1席空けせず通常。
当日パンフ A4両面。物販。終演後？休憩時間？にTシャツ、先着10人に「トート」
バッグ付きとか。 カーテンコール演出込み2回後、規制退場。
舞台。古代神殿に月が昇る書き割り。そのまま下手に段々ステージ、上手にバンド。
タイトル書きが吊され、床に電飾ライト鈴なり。
構成。訳あって田舎から逃げるように上京してきた、青年・松坂牛之助。エンタメ
業界の会社に就職、シブヤの事務所への途上、さすらうさまざまな人々と出会う。
これが1部。お笑い単発ライブ後、休憩。2部はゲスト2をいれてコンサート。
ミュージカル（あと演劇）いじり満載の面白楽しいでショー。スパイシーな毒気
まじりでトホホな替え歌が目白押し。もう笑うねこ。できる歌手、ダンサー、
バンドがゴージャスに、安くギャグめくという素敵。主人公青年らコンプレックス
とか抱えてる人達の姿を、時にシリアスも面白の愛をもって描き。松尾スズキ好き
なら、観たかったものをやってくれた感。
コーナー演出は、それぞれの趣味趣向がくっきりと見応えあり、楽しませてくれ。
康本さんのは公演中1番ダンス純度高し。邦生さんはミックスアップ・パロ、元を
知ってると感心/呆れて楽しめ。吐夢さんの切なきエンタメ芸、素敵。
ゲストシンガーは「ちゃんとした服でちゃんと歌う」の言通り。石丸さんは
キャバレー♪、井上さんはエリザベート♪からでトートダンサー付。初という
デュエットは、劇場にちなみ、上海バンスキング♪より。
ショーの中、松尾さんの演劇魂？再生物語も折り込まれ。ダークサイドにおちこんだ
と自虐後、「秋山氏」らの手助け（引導渡し？）で復活。いわずとも今の演劇全体と
重なり。大いにギャグめいて描かれるけど、真意を想うとぐっとくるねこ。
松坂牛之助・のん。失われない初々しさ、愛らしい不器用さ。大人計画中堅メンバー
が相変わらずなのが嬉しく。曲者達の中、桑原裕子が達者に振る舞い、時々ファン
目線が入るのが面白し。
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