＠渋谷 シアターコクーン（2021/07/11-08/03 28ステージ）
全指定 S11000円 A9000円 コクーンシート5500円
＠京都 京都劇場 8/7-11
作・演出：三浦大輔[ポツドール]
美術：愛甲悦子 照明：三澤裕史 音楽：井筒昭雄 音響：中村嘉宏
衣裳：小林身和子 ヘアメイク：河村陽子 映像：冨田中理 演出助手：山﨑総司
美術助手：岩本三玲 舞台監督：齋藤英明 主催・企画・製作：Bunkamura
出演：
岡田将生 ：菅原裕一（ぱっとしない若手俳優）
峯田和伸[銀杏BOYZ]：今井伸二（ぱっとしないミュージシャン）
寺島しのぶ ：橋本智子（スナックママ）
柄本時生[東京乾電池]：田村修（伸二の後輩）
内田理央 ：鈴木里美（裕一の恋人）
星田英利[吉本興業]：橋本浩二（酔っぱらいおじさん）
宮崎吐夢[大人計画]：風俗店店長
米村亮太朗[ポツドール]：警察官
増澤璃凜子：キャバ嬢
仁科咲姫 ：キャバ嬢
日高ボブ美：風俗嬢、キャバ嬢 明美
有希 ：ギャラ飲みOL
2021/07/27（火）晴 6:35-9:16PM（41/休21/1'38）1F中段上手 客席1F9割？
客層：20-30才代女性9割。
客入れ：感染対策。検温、手指消毒。当日パンフなし。物販。パンフ A4 1800円。
カーテンコール2回後、規制退場。
三浦大輔 3年ぶり新作。
舞台。歌舞伎町 ゴジラロード ぞめき。奥にシネコン、両端にとりどりの店舗看板。
下手に喫煙所、焼き鳥居酒屋、上手にATM、風速店。回転して店内見せ。展開して
路地裏や種々店舗となり。スタッフワークに拍手。
お話。友達ってわけでもない高校同級のぱっとしない2人が歌舞伎町で偶然再会。
偶然をドラマと勘違い、特別な意識が芽生えて、周囲を脇役扱い。妙に浮き足だって
いたのだが。
物語なんてそもそも存在するのかをテーマ？に、物語（自分）を探す？群像劇。
物語は出会いからとばかりに偶然イベントが頻発、過ぎてコメディな可笑しさ。
主役と脇役、「物語」（ってどれだけ言う）をメタフィクションに語り会う場面が
結構あり、小劇場でなくコクーンでなのが珍しい。説明台詞になりがちなところは
酔っぱらった勢いとか、ほぐす工夫がされて、肩は凝らず。風俗店やプレイの描写は
リアル、匂いもしそう。馴染みの無い人には知りたくないけど知りたい世界を
のぞき見する感。人気の二人が主役ではあるけれど、いずれも物語・人生が鮮やかに
優しい視点で描かれてて、歌舞伎町・人生縮図な面もち。三浦大輔の円熟を感じたり。
岡田将生さんはダメ男でアナザーサイド。今井伸二さんは歌うと素晴らしくよくて
売れてないとは思えない（けど嫌な感じになったりはする内容）。寺島しのぶさんは
煙草芝居がなかなか。物語る人を毛嫌いするけど、切実なラストで逆転、哀しくて
素敵。日高ボブ美さん、押し出し強く活躍。宮崎吐夢さん。芸達者、モノローグな
カラオケもいい。米村亮太朗さん、先日のコットーネPもそうだったけど、まっこと
善人役。露悪な役所の過去からすると面白いなあ。
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