＠初台 新国立劇場 小劇場 THE PIT（2021/06/05-27 23ステージ）
全指定 プレビュー公演 A席5500円 B席2200円 本公演 A席7700円 B席3300円
作：井上ひさし 演出：小川絵梨子 美術：池宮城直美
照明：榊 美香 音響：加藤 温 衣裳：前田文子 ヘアメイク：高村マドカ
ステージマネージャー：渡邊千穂 テクニカルディレクター：小西弘人
出演：
高橋惠子 ：立花かず子（松竹キネマ 大幹部女優・トップスター）
鈴木杏 ：滝沢菊江（幹部女優）
趣里 ：田中小春（準幹部女優）
那須佐代子：徳川駒子（大幹部待遇）
佐藤誓 ：尾上竹之助（万年下積み役者）
章平 ：島田健二郎（助監督）
千葉哲也 ：小倉虎吉郎（映画監督）
2021/06/27（日）曇 1:00-3:31PM（66/休20/64）後方上手 客席ほぼ満員(380人？)
客層：ベテラン中心、男女半々。
客入れ：感染対策。検温、手指消毒、セルフもぎり。通常客席、当日Ｚ席もほぼ
満員。当日パンフ A4 1枚。物販。パンフ B5 800円。カーテンコール2回後規制退場。
1986年、作家自身の演出で初演＠日生劇場。名は知られても再演が途絶えていた
作品。
舞台。1935年、築地の東京劇場。松竹キネマのスター女優達が大作の打ち合わせが
ため映画監督に招集され。話を聞いてみると、「若草物語」パロ作が再演と話が
違い。さらにあろうことか、死亡した監督の妻の死因に疑惑ありと探偵推理ものの
流れとなって。一体どういうこと!？。
社会派重喜劇じゃない、ご趣向と展開の妙ある軽やかな娯楽作。展開がゴツゴツ
してるけど、意表を突いてて面白いし、最後は泣かせる（と思ったら…）。
結構いいことを言ってくれる、俳優の業、演劇の本懐ら語りは、問題意識とも愛情が
込められていて、演劇好きにぐっとくるとこあり。そこらバランスの良さは演出も
しかりで、キリッと締めてて好印象。俳優達が粒立ちよい演技で応えてて心地好い
ねこ。「アンサンブルの悪いありさま」こそ、上々のアンサンブルで演じ。
佐藤さんが美味しい役どころで楽しそう。
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