＠新宿三丁目 サンモールスタジオ（2023/02/15-19 8ステージ)
全自由 前売・当日共 一般5500円 学生4000円 障害3000円
脚本：トレーシー・レッツ 演出：詩森ろば 翻訳：佐藤澄子
舞台美術：杉山至 照明：榊?美香（有限会社アイズ）
音響：青木タクヘイ（STAGE OFFICE） 舞台監督：中原和彦／田中翼（capital inc.）
舞台美術助手：新海雄大 プロデューサー：岡島哲也 宣伝：吉田プロモーション
制作：三國谷花 票券管理：イビケイコ 企画・製作：一般社団法人風琴工房
助成：文化庁文化芸術振興費補助金（舞台芸術創造活性化事業）
出演：
李千鶴 ：アグネス・ホワイト（安モーテルに住む）
鈴木勝大：ピーター・エヴァンズ（RCに連れられてきた）
粟野史浩［文学座］：ジェリー・ゴス（仮釈放されたアグネスの夫）
伊藤弘子［流山児★事務所］：RC (ロニー)（アグネスの友人）
塩野谷正幸［流山児★事務所］：ドクター・スイート
2023/02/15(水)晴 7:04-9:11PM(2'06) 中段中央 客席ほぼ満員(60人)
客層：20-30才代女性とベテラン男性。男女半々。
客入れ：感染対策。検温、手指消毒。開場時25人ほど，受付時整理番号付きチケット
渡し。ロビー混雑で3分ほど前倒しで開場。低椅子1椅子5，6列。空席案内積極的。
3，4列目で全体見える席が吉。当日パンフ B5 2ページ。物販なし。
カーテンコール2回後規制退場。
昨秋中止となった公演、キャスト一新して上演。
舞台。本物調度・リアル造りのモーテル部屋。正面壁にポロックなペイント。ダブル
ベッド、サイドライト、チェストら正対称。壁向こうにシャワールーム、上手壁沿い
に洗面台、クローゼット。転じて下手手前に窓と小机、古びたエアコン、奥に出入口
ドア。
お話。ＤＶ夫から逃れて暮らす女性を主人公。友達を介して関係をもった青年が
寄生虫に蝕まれていると言い張りだして。終末と最後の審判な今黙示録。
とんでも、ホラー漫画みたいで楽しめる。がそこにいる、いたる恐れと切実さは痛く
身に沁みるという。失い続けてきた主人公と青年の隙間を埋めた陰謀論と妄想は
コロナ禍、蛮行はびこる不穏な今に生々しく。いやーんなジャストタイミングという。
演出、とくに音響が戦略的に迫り、不穏なムード高め。役者は後半トップギヤ。
真面目演技で迫るけど、むやみにはしゃぐ粟野さん、伊藤さんとかはぐれぶりが
面白く。凄惨なシーン後の塩野谷さんのマジックリアリズム！？な現実/妄想の
狭間かという一部身体ぶりもまた。
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