＠初台 新国立劇場オペラパレス（2023/06/10-18 9ステージ）
全指定 S席14300円 A席12100円 B席8800円 C席6600円 D席4400円 Z席1650円
振付：マリウス・プティパ / レフ・イワーノフ / ピーター・ライト
演出：ピーター・ライト / ガリーナ・サムソワ
音楽：ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
美術・衣裳：フィリップ・プロウズ
照明：ピーター・タイガン
オデット／オディール：小野絢子（柴山紗帆 米沢 唯 吉田朱里）
ジークフリード王子 ：奥村康祐（井澤 駿 福岡雄大 渡邊峻郁）
王妃：楠元郁子
ロットバルト男爵：中家正博（中島駿野 小柴富久修）
ベンノ：木下嘉人（速水渉悟、中島瑞生）
クルティザンヌ（パ・ド・カトル）：奥田花純、池田紗弥（廣川みくり、広瀬碧、
池田理沙子、飯野萌子）
ハンガリー王女：廣川みくり（中島春菜 飯野萌子）
ポーランド王女：直塚美穂（池田理沙子 根岸祐衣）
イタリア王女 ：赤井綾乃（五月女遥 奥田花純）
指揮：ポール・マーフィー（冨田実里） 管弦楽：東京フィルハーモニー交響楽団
2023/06/11(日)曇 6:34-9:34PM(65/休27/40/休20/26)2Fサイド中段 客席9割？(1700人？)
客層：子供連れ〜じじばばまで、20-30才代女性を中心に幅広く。
客入れ：感染対策。検温なし手指消毒任意。当日パンフ B5冊子。日曜夜にも係わらず
ほぼ満員の盛況。 カーテンコール4回8分。
2年振り再演。
舞台。宮殿、森、衣裳らゴシック一面。
お話。先王亡き後、意に沿わぬ結婚を母に強いられるジークフリート王子。ある日
狩りにでた湖で、魔法で白鳥に変えられたオデット姫と出会い、恋に落ちてしまう。
ドラマ性ある、というかバッドエンドのピーター・ライト版。超絶なソリストと、
美しい造形のコールド、ムーディな美術と見所目白押しで満足度かなり高し。
東フィルが早間の指揮で小気味よく鳴り。とりわけ管楽器がキメてくれる好演。
1幕。憂い、不安から喜びまで動き、表情が泣き濡れている、情感あふれる小野絢子
さんに陶酔。王子・奥村康祐さんのスネ顔、痛いところがカワイイ、けどベンノ・
木下嘉人さんのほうが味のあるハンサムぶりで目が行き。クルティザンヌ・奥田花純
、池田紗弥さん。2人の悪戯好きな動きと表情がいい。
2幕。黒くて悪い奴らが魅力的。ブラックスワン・小野絢子さん、持ち前のソリッドな
ダンスがカッコいい。王子・奥村康祐さんが柔軟、はんなりは言い過ぎか。スペイン
舞踏団が黒の衣装と小気味良いダンスでダントツ。3人の王女が没個性に見えるのは
なぜかしらん。
3幕。美しい造形で物語るかのようなコールドが凄い、新国立の面目躍如。
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