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 新国立劇場「モグラが三千あつまって」

 @初台 新国立劇場 小劇場 THE PIT(2023/07/08-30 21ステージ)休演7/18
 全指定 プレビュー公演 A席 こども(4歳〜小学生)2200円 おとな(中学生以上)
 4400円 B席 こども1100円 おとな2200円
 本公演 A席こども3300円 おとな6600円 B席 こども1650円 おとな3300円

 原作:武井 博 上演台本・演出:長塚圭史[
阿佐ヶ谷スパイダース
 振付:近藤良平[
コンドルズ] 音楽:阿部海太郎 美術:木津潤平
 照明:齋藤茂男 音響:信澤祐介 衣裳:伊藤佐智子 ヘアメイク:稲垣亮弐
 演出助手:大澤 遊 舞台監督:足立充章 山添賀容子
 出演:
 吉田美月喜:マチェック(モグラ族・知恵者)ほか
 富山えり子:バンゲラ親分(モグラ族・頼りになる)ほか
 小日向星一:ガンペッタ王(猫族の王)ほか
 栗原類  :やきいも隊長(イヌ族)ほか

 2023/07/20(木)晴 7:02-8:41PM(1'37)最前方 客席8割(280人)
 客層:子供連れ20組近く〜3世代。女性過半数。
 客入れ:感染対策。検温なし手指消毒任意。当日パンフ A4 1枚。センターステージ
 四方囲み、前後7列、サイド3列。開演10分前からモグラ達出没、盛んに話しかけ。
 劇場係員もノリノリ。物販。パンフ B5 800円。カーテンコール2回。終演後は写真
 撮影可能。また子供向けに20分のステージツアーが行われている模様。

 1984年発売の童話(寓話)原作。
 舞台。壁紙、中央のカーペットとも黄色。センターステージ円盤2段、隙間から出捌け
 スタッフワーク。
 お話。食料つくりに長けたモグラ族が住む北の島へ、西の島のネコ族、東の島の
 イヌ族は毎年タロイモ泥棒にやってくる。負け戦、増える死者を前に、知恵を絞り、
 モグラ族は地下都市をつくるが。

 しっかり戦争と人間(じゃないけど)、勝者無きその顛末とその先を描く。悪戯に
 重くせず、優しく楽しく、温かなタッチで心に触れるものとして好感。歌が沢山、
 耳に残る曲あり、リズミカルな動き、全体闊達なステージングは近藤さんならでわ。
 穴からの出捌けは子供ならずともワクワク。布旗を人形のように動かし、写し絵を
 投影して神出鬼没等工夫いろいろ。役者はそれぞれにさりげなく個性的、役変わりも
 しっかり。

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