＠三軒茶屋 世田谷パブリックシアター(2024/03/12-31 22ステージ)
全指定 一般 S席9000円 A席5500円
＠兵庫 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール 4/4-6
原作：「アルゴナウティカ アルゴ船物語」作:アポロニオス 翻訳:岡道男
「メデイア」作:エウリピデス 翻訳:中村善也
脚本：フジノサツコ 演出：森新太郎[演劇集団 円]
美術：伊藤雅子 照明：佐々木真喜子 音楽：ダニー・フォード
音楽監督：落合崇史 音響：けんのき敦 衣裳：西原梨恵 ヘアメイク：大和田一美
振付：田井中智子 演出補：石田恭子 演出助手：櫻井裕代 舞台監督：瀨﨑将孝
宣伝美術：秋澤一彰 制作：田辺千絵美、桑澤恵、佐々木祐子
プロデューサー：浅田聡子 主催：公益財団法人せたがや文化財団
企画制作：世田谷パブリックシアター 後援：世田谷区
出演：
南沢奈央：メディア（コルキス王アイエテスの次女）
井上芳雄：イアソン（イオルコス王ペリアスの甥）
加茂智里：メディアとイアソンの子供 双子の姉(月光から外れた子供)
ブテス（アルゴー船の勇士の一人）
アイエテス（コルキス王、太陽神ヘリオスの息子、メディアの父）
青銅の足をもつ雄牛二頭
大地から生え出る兵士たち
大蛇
アイゲウス（アテナイ王）
三浦宏規：メディアとイアソンの子供 双子の弟(月光の中の子供)
ヘラクレス（アルゴー船の勇士の一人、ギリシア神話中最大の英雄）
アプシュルトス（アイエテスの息子、メディアの弟）
青銅の足をもつ雄牛二頭
大地から生え出る兵士たち
大蛇
使いの者
水野貴以：メディアとイアソンの子供たち 双子たちと年の離れた妹(月光の中の子供)
ペリアス（イオルコス王、イアソンの叔父）
モプソス（アルゴー船の勇士の一人）
アルゴス（メディアの甥であり乳兄弟）
メディアの侍女
青銅の足をもつ雄牛二頭
大地から生え出る兵士たち
大蛇
クレオン（コリントス王）
2024/03/21(木）晴 6:33-8:32PM(1'58)1F最前方 客席1Fゆる満員（500人？）
客層:20-30才代女性中心に2世代。
客入れ:感染対策 手指消毒任意。最前A列の通常客席。2,3Fに空席。当日パンフなし。
物販。パンフ B5 1500円ほか。カーテンコール3回。無かったこと（＝衣装替え）
にはしない演出。
舞台。抽象度高。後方一面にホリゾント、アンバーの明かり。人物、アルゴ船らを
シルエットのように浮かばせ。化け物の造作は作りこみ、3人つかいで動かし。
お話。アルゴナウティカが全体の3/4超。黒海の東の果てにある金羊毛奪取を王から
命じられたイアソン。弱音を吐きながらも、アルゴ船の仲間と大冒険。
強い魔法を操るメディアと出会い、恋に落ちる。終盤にメデイア。イアソンの不義、
裏切りに憤怒収められず、イアソンにとっても最愛の子供達を殺めて復讐する。
復讐劇の次第が腑に落ちる構成。同時、憎悪、凶行に至る人間の謎が深まるという。
当月歌舞伎座・伊勢音頭恋寝刃、好漢・福岡貢が凶行に至る謎が、通し上演でより
強くしたのに似たり。千の仮面をもつ役者達が機動力を遺憾なく発揮。タイトルの
2人はストレート、時に剛速球で胸に響かせ、若手3人は多彩な変化球を繰り出す
恐るべき子達で、ともに全員野球の天晴れナイスプレイを見せてくれ。
ステージングも魅力的。1人多役で目まぐるしくシームレスに転換しながら、登場
人物をかっちり印象深く見せ。シルエットの抽象が想を広げて、シンプルも豊か。
背景のアンバー色との絵面が美しくて素敵。
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