＠初台 新国立劇場オペラパレス（2024/07/27-30 8ステージ）
全指定 こども（4歳から小学生）2750円 おとな（中学生以上）5500円
振付：貝川鐵夫 美術：川口直次 衣裳：植田和子 照明：川口雅弘
音響：仲田竜太
音楽：クロード・ドビュッシー、エリック・サティ、ミハイル・グリンカ、
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト、フェリックス・メンデルスゾーン、
ジュゼッペ・ヴェルディ、ジョアキーノ・ロッシーニ、ジュール・マスネ、
ドビュッシー「亜麻色の髪の乙女」、サティ 「ジェ・トゥ・ヴー」
編曲:中原達彦
サウンドトラック 指揮:富田実里 管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
ドビュッシー「神聖な舞曲と世俗的な舞曲」 ハープ:吉野直子
モーツァルト「ピアノ協奏曲22番3楽章」 ピアノ: 三輪郁
マスネ「タイスの瞑想曲」 ヴァイオリン: 三浦章宏
サティ「ジムノペディ第1番」 メンデルスゾーン「春の歌」 「信頼」
ピアノ: 飯野珠美
主催：公益財団法人新国立劇場運営財団、独立行政法人日本芸術文化振興会、
文化庁 制作：新国立劇場 委託：令和6年度日本博 2.0 事業(委託型)
後援：渋谷区教育委員会、東京都公立小学校長会、東京私立初等学校協会
出演：
人魚姫：廣川みくり＊（木村優里、柴山紗帆）
王子 ：速水渉悟（渡邊峻郁、中島瑞生）
深海の女王：奥村康祐（井澤駿、仲村啓）
婚約者：渡辺与布（木村優子）
女王の手下：小野寺優、宇賀大将（原健太、菊岡優舞）
*米沢唯 体調不良のため降板 交替
2024/07/27(土）猛暑 1:05-2:38PM(41/休22/28)1F前方中央 客席ぼぼ満員？（1700人？）
客層:子供連れ3割？、女性8割、ベテラン多め。
客入れ:感染対策 手指消毒任意。当日パンフ A4 7ページ。カーテンコール2回、
カーテンコール中のみ撮影可。
新国立劇場バレエ団委嘱作品 世界初演。
舞台。水面に光の深海、晴れた海を望む広場とアパートら書き割り。音楽は耳慣れた
クラシック名曲。
お話。好奇心に駆られた深海の人魚、止める声も聞かず浮上、難破し溺れかけた王子
に遭遇、一目惚れ、これを助け（王子が救護者を婚約者と勘違いの件はなし。）
人間になって再会とタコの女王に願うと、声と引換に足を与えるが、結婚ムリなら
王子を殺せ、さもなくば死と冷酷な条件で承諾。婚約中の王子だが、地上に上がった
元人魚の少女と婚約者がいない間に心を通わせる。それも束の間、王子は結婚発表。
老婆心で元人魚の様子を見に来たタコの女王、命と引換の王子殺しをと迫り。元人魚
は拒否、死に際に王子との時間(デュオダンス）を思いながら消えていく（溶暗）。
自己犠牲、儚い運命の物語より、バレエダンスの魅力を前面にして体験する公演
かな。少女、王子の長尺のデュオを前半と終盤の夢で対比して古典に倣い。先を
絶たれた人魚の悲嘆を忍ばせ、観客の想に委ねた感。生きのびるためのナイフの件は
子供、大人ともビンとこず、肉付欲しいところ。王子・速水さん、伸びやか、高く
跳躍してすがすがしい。少女・廣川さん、キレイ、幼気、少しアクが欲しいけど。
コールドの華やかさと賑わい○。新聞記者のトリオダンスが小気味良い。そして、
今回主役と物語を喰ったのは、タコ女王・奥村さんのドラッグクイーンぶり。カー
テンコールでひときわの拍手沸き。
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